魅力発信の拠点「高松盆栽の郷」4月オープン

高松盆栽の郷

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2020.03.30

ヨーロッパを中心に海外では盆栽の愛好家が増えている一方で、高い生産技術を誇る高松の盆栽の需要は伸び悩み、「高松盆栽」ブランドの確立や現代のライフスタイルに合うイメージ戦略などが必要になっている。そこで、高松市では「高松盆栽の郷」基本構想を2017年に策定し、新たな需要創出や情報発信に取り組んできた。

その流れを受け、高松盆栽の魅力発信の拠点となる施設「高松盆栽の郷」(高松市国分寺町)が2020年4月にオープンした。施設では、できるだけ生産者と触れ合う場もつくりながら多彩な盆栽商品を展示販売。生産地に足を運んでもらうことで、文化や歴史にも触れてもらう。気軽に参加できるワークショップも随時開催し、すそ野も広げる。
「箱盆」

「箱盆」

また、施設オープンに先立って香川県盆栽生産振興協議会は、盆栽新商品コンテストを実施した。コンテストでは、盆栽をモチーフにしたお土産のアイデアを募集。アロマ、菓子、メモなど17点が集まり、3月に受賞商品が決定した。

最優秀賞は、和三盆でつくった梅、松葉などを箱の中に並べて自分で風景をつくることができる「箱盆」(日和制作所)。受賞した4商品は、高松盆栽の郷の“公認土産品”として販売される予定。「まずは、多くの方々に「高松盆栽の郷」に遊びに来ていただいて、こういった商品を糸口に、本来の「高松盆栽」を実際に見て、手に取って、本当の盆栽の魅力を感じてほしい」と同協議会会長の尾路悟さんはいう。

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