「香川漆芸PRプロジェクト」で
高松工芸生が商品販売イベント

高松工芸高校の生徒たちによる「香川漆芸PRプロジェクト」の一環として2月4日・5日、栗林庵（高松市栗林町）で、商品販売が行われた。プロジェクトを進めるのは、工芸科、デザイン科など高松工芸高校の7科の生徒たちが、それぞれの専門性を活かしながら活動する部活動「クリエイティブ7」。漆を使った商品の企画から制作、PR、販売まですべて生徒たちが考え、実行している。目指しているのは、固定概念にとらわれない若い感性の作品を通して、香川の漆芸を盛り上げること。

「ものをつくることだけではなく、大切なのは考えること」と担当の豊澤教諭。今どんなニーズがあるのか、どんな人が使うのか、商品の魅力をどう伝えるか、どうすれば活動を通して地域貢献できるか。

「若い年代の人が漆に興味をもってもらえるような作品づくりを意識しています。自分たちで販売することで、商品を並べる際の空間の使い方やお客さんとのコミュニケーションなど、いろいろな経験ができています」と部長の白井くるみさん（2年）。当日は、50種類あまりの商品を販売。生徒たちは訪れた人たちに商品や香川の漆芸5技法について説明しながら、漆の魅力を伝えていた。