2025年に開催される「第49回全国高等学校総合文化祭(かがわ総文祭2025)」に向け、運営の中心的な役割を担う生徒実行委員会の活動が23年から始まっている。
そこで「yBK」では今後、かがわ総文祭2025(以下、香川大会)を機に、より注目を集める文化部を中心に県内高校生の特色ある活動を紹介していく。
そこで「yBK」では今後、かがわ総文祭2025(以下、香川大会)を機に、より注目を集める文化部を中心に県内高校生の特色ある活動を紹介していく。
全国総文祭とは
全国高等学校総合文化祭は1977年から毎年、各都道府県を巡回して開催。運動部にインターハイがあるように、全国総文祭は各県の代表に選ばれた高校生たちが日ごろの成果を表現する芸術文化活動の祭典となっている。
34年ぶりの開催となる香川大会では、19の規定部門と4つの協賛部門の計23部門で発表などを実施。約3000校、約2万人の高校生が全国から集まり、県民を含め約10万人の観覧者が見込まれている。
34年ぶりの開催となる香川大会では、19の規定部門と4つの協賛部門の計23部門で発表などを実施。約3000校、約2万人の高校生が全国から集まり、県民を含め約10万人の観覧者が見込まれている。
準備から大会運営まで担う 生徒実行委員会
23年度の高1・2年生130人の応募者から選ばれた34人が第1期実行委員として月1回の会議、昨年7月に鹿児島県で開催された第47回大会の視察・他県の高校生との交流などを実施。実行委員会は開会行事、広報イベント、おもてなし、国際交流と業務ごとに4つの委員会に分かれ、一人ひとりの思いや得意分野を活かした活動を続けている。
24年度からは新たなメンバーを迎えて新たな活動を加速化。第48回大会となる岐阜大会も視察するほか、県内でのプレ大会の運営も担う。
24年度からは新たなメンバーを迎えて新たな活動を加速化。第48回大会となる岐阜大会も視察するほか、県内でのプレ大会の運営も担う。
生徒実行委員長(開会行事委員会) 大西悠太さん 観音寺第一高校2年
今秋開催する、プレ大会総合開会式とパレードの企画・運営を担っています。実行委員会に入る前は剣道部に所属。選手は試合でスポットライトを浴びますが、運営に携わる人がいるから安心して戦える。自分も運営の仕事をやってみたいと思い応募しました。2年生なので大会本番には関われませんが、実行委員長という大役を任されたからには確かな形にして次の人に「つなぐ」ことが私の役割だと感じています。
岐阜県のプレ大会では実行委員会のメンバーがボランティアで参加した高校生たちをリードしながらテキパキ行動している姿に感動しました。現1年生がその役を担いますが、彼らなら絶対やってくれると信じています。
岐阜県のプレ大会では実行委員会のメンバーがボランティアで参加した高校生たちをリードしながらテキパキ行動している姿に感動しました。現1年生がその役を担いますが、彼らなら絶対やってくれると信じています。
開会行事委員会 向井菜緒さん 高松西高校1年
実は全国総文祭を知らなかったのですが、これほど多くの人が早い段階から関わっているのを知って驚きました。
学校の吹奏楽部のほか、県のジュニアオーケストラにも所属。トランペットを担当しています。心配性な上、音楽と実行委員会の両立は大変ですが、周りのメンバーに励まされながら頑張っています。一人でも多くの人に大会を知ってもらい、みんなに笑顔になってもらえる大会を目指しています。
学校の吹奏楽部のほか、県のジュニアオーケストラにも所属。トランペットを担当しています。心配性な上、音楽と実行委員会の両立は大変ですが、周りのメンバーに励まされながら頑張っています。一人でも多くの人に大会を知ってもらい、みんなに笑顔になってもらえる大会を目指しています。
広報イベント委員会 竹田杏奈さん 高松北高校1年
広報グッズやポスターの制作・イベント企画を担当します。高松北高校は中高一貫なので、中2の時から大会準備に関わってきました。将来は美術教師になりたいと思っていますが、人に伝えるという広報の仕事は教師の仕事にも通じる部分があると思います。
他県の大会視察で、高校生の堂々とした姿に「負けてられん!」とモチベーションが急上昇。香川大会を3年生として迎えることは必然なんだという自覚を持って全力を尽くします。
他県の大会視察で、高校生の堂々とした姿に「負けてられん!」とモチベーションが急上昇。香川大会を3年生として迎えることは必然なんだという自覚を持って全力を尽くします。
おもてなし委員会 沼野響(ひびき)さん 英明高校2年
他県の人に自慢できる香川の良さって何だろう?<それを探求するため、おもてなし委員会を選びました。料理好きなので香川の食材を使ったおもてなし弁当を考えるのがおもしろいです。いろいろなアイデアを後輩たちに残して、それが形になるのを楽しみにしています。
将来は、香川への移住促進に関わる仕事に就きたい。活動が目標に向けたワンステップになると信じています。
将来は、香川への移住促進に関わる仕事に就きたい。活動が目標に向けたワンステップになると信じています。
国際交流委員会 山元あさひさん 高松第一高校1年
得意の英語を活かして海外の人に日本文化の素晴らしさを伝えたい、と思い参加しました。文化も価値観も常識も違う人とどう関わればいいのかを考えるのがおもしろくもあり、難しいところだと感じています。
他県の視察では高校生が自分の故郷に誇りを持ち、積極的にその魅力を発信している姿が素晴らしかった。香川大会でも、海外から招へいした皆さんに来てよかったと喜んでもらえるよう、香川らしさを大切にした交流を心がけたいです。
他県の視察では高校生が自分の故郷に誇りを持ち、積極的にその魅力を発信している姿が素晴らしかった。香川大会でも、海外から招へいした皆さんに来てよかったと喜んでもらえるよう、香川らしさを大切にした交流を心がけたいです。
直近で開催される関連イベント
●500日前イベント 3/30(土) 高松丸亀町壱番街前ドーム広場
各部門を紹介するステージイベントなど。第1期の2年生は24年度に3年生となり8月末で任期終了になるため、第1期メンバー全員で関わる最後のビッグイベント。
各部門を紹介するステージイベントなど。第1期の2年生は24年度に3年生となり8月末で任期終了になるため、第1期メンバー全員で関わる最後のビッグイベント。
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