
上演中の一場面
大勢の力で作品を作り上げる【演劇】
上演時間60分以内というルールのもと、ステージに立つ演者だけではなく大道具、照明なども生徒が手掛け、大勢の力で一つの作品を作り上げていく。演者と裏方の両方、裏方だけ、と生徒によって携わり方は違うが、「キャラクターを考えながら役作りをするのが楽しい」「舞台を想像して大道具をつくるのが面白い」など、それぞれに魅力があるという。
そんな出場校を運営面から支えるのが、演劇部門の生徒実行委員たち。普段は彼らも演劇部で活動しており、会場の案内、進行、大道具の搬入サポートなど様々な役割を担う。委員長の高松工芸2年・谷花心さんは「出場校の皆さんがのびのびと上演できるように、また自分たちも楽しめる大会にしたい」と話す。

生徒講評委員会の様子
演奏と動きの調和で観客を魅了【マーチングバンド・バトントワリング】

合同練習で動きと位置を確認
他県からも有力チームが集まる香川大会本番では、県内6校で選抜チームを結成し、約100人の合同マーチングバンドに挑戦する。部門の生徒実行委員長も務める尽誠学園高校2年・永田恭士さんは「演奏と動きに合わせたブレスの配分など難しいことも多いですが、演奏しながら横一列で前進するカンパニーフロントなど、動きがピタッと揃うと気持ちが盛り上がる」と話す。参加校は定期的に合同練習も実施。「まずは個々のスキルを上げて、合わせた時に感動してもらえる演奏をしたい」と副委員長の高松北高校2年・四軒家心桜さんは意気込む。

センスと情熱を注ぐ5分間【花いけバトル】

花いけバトル部門の生徒実行委員メンバー
大会当日に指定される花器と花を使い、5分の制限時間内に即興で花をいけて勝敗を競う花いけバトル。花材を見てどんな作品にするか決め、うまくいかない場合は花材を変更する。時には高さ1メートル以上にもなる作品が倒れそうになるハプニングもあり、作品の完成度だけではなく臨機応変さや所作の美しさなども審査対象となる。
完成作品は、審査員と観客が採点・投票する1分間が終われば片付けられる。花いけバトル部門の生徒実行委員たちは、その片付けや花材の搬入などで運営をサポートする。実は、花いけバトルは香川が発祥の地。県産花きのPRや花をいける文化の醸成を目指して始まった。そこで委員たちは生産者を訪ねて取材し、香川大会当日は県産の花について紹介する予定だ。
「生産者にお話を聞けるのは貴重な機会。学んだことをPRするとともに、バトラーが力を発揮できるよう尽くしたい」と委員長を務める多度津高校2年・片山海翔さんはいう。

バトルの様子(香川県農業生産流通課提供)
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