
「かがわ総文祭2025」で行われる部門の中から3つをピックアップして紹介する。
作品を解釈し、自分の表現を探す 【吟詠剣詩舞】
漢詩や和歌に節をつけて歌う「吟詠」と吟詠に合わせて刀を持って舞う「剣舞」、扇を使って優美に舞う「詩舞」を総称した伝統芸道が吟詠剣詩舞。詩の心を理解して情景や作者の思いをどう表現するかを日々、追求している。
かがわ総文祭2025(以下、香川大会)に向けては、吟詠剣詩舞の経験者が合同チームを結成。「吟詠は一人で歌うのが基本で、総文祭がなければ仲間と合わせることもないので新鮮」と高松西高校の橋本真希さん(3年)。善通寺第一高校の高橋知里さん(2年)も「他の人の歌い方から新しい発見や学びがある」と言う。
「吟詠には昔の人が書いたものを自分で解釈して伝える役割がある」とその魅力を話す橋本さん。来年の香川大会に現・3年生は出られないが、その思いを受け継ぎ「こういう機会をつくってくれた人たちに感謝しながら本番も頑張りたい」と高橋さんは意気込む。
かがわ総文祭2025(以下、香川大会)に向けては、吟詠剣詩舞の経験者が合同チームを結成。「吟詠は一人で歌うのが基本で、総文祭がなければ仲間と合わせることもないので新鮮」と高松西高校の橋本真希さん(3年)。善通寺第一高校の高橋知里さん(2年)も「他の人の歌い方から新しい発見や学びがある」と言う。
「吟詠には昔の人が書いたものを自分で解釈して伝える役割がある」とその魅力を話す橋本さん。来年の香川大会に現・3年生は出られないが、その思いを受け継ぎ「こういう機会をつくってくれた人たちに感謝しながら本番も頑張りたい」と高橋さんは意気込む。

熱い思いを太鼓の音に託す 【郷土芸能】

郷土芸能部門には、地域に伝わる踊りや祭ばやしなどの「伝承芸能」と「和太鼓」という2つの部門があり、それぞれの上位2校は総文祭の優秀校として新国立劇場(東京)の公演に推薦される。

県内で太鼓部がある高校は少なく、農業経営高校の拓心太鼓部は地域のイベント出演などでも活躍している。副部長・藤原和哉さん(2年)は「和太鼓という楽器は音も打ちやすさも一つひとつ違うし、たたく人もいろいろ。それをみんなで音を合わせて一つになる瞬間が楽しい」と言う。
今夏の岐阜大会に出場して「他県の太鼓部の演奏に刺激を受けた。自分たちも負けられない」と中川柊哉さん(2年)。香川大会では「岐阜の時より曲を仕上げて、このメンバーでたたけてよかったと思える演奏をしたい」と藤原さんは話す。
今夏の岐阜大会に出場して「他県の太鼓部の演奏に刺激を受けた。自分たちも負けられない」と中川柊哉さん(2年)。香川大会では「岐阜の時より曲を仕上げて、このメンバーでたたけてよかったと思える演奏をしたい」と藤原さんは話す。
息を合わせて美しい音色を奏でる 【日本音楽】

箏、三絃などを使い、様々な曲を演奏する日本音楽。来年の香川大会には代表校と、それ以外の高校から選抜された合同チームが出演する。現在、香川代表校が決まる12月の演奏会に向けて各校、練習に余念がない。
香川県藤井高校の平岡朋華さん(2年)は、筝曲部の部長とともに日本音楽部門の生徒実行委員会委員長も務める。指揮者がいるわけではなく、曲の始まりや途中のテンポなどを仲間と息を合わせて演奏するのが難しいところでもあるが「練習を重ねるうちに何となくわかってきて音が合うと楽しい」と言う。
また、香川大会では全国から訪れる高校生たちとの交流会も行われる。香川のことを紹介するクイズを行う予定で、その準備も進めている。「香川大会本番は、出演者としても頑張りたいし、裏方としてもきちんと仕事をしたい」と来年を見据える。
香川県藤井高校の平岡朋華さん(2年)は、筝曲部の部長とともに日本音楽部門の生徒実行委員会委員長も務める。指揮者がいるわけではなく、曲の始まりや途中のテンポなどを仲間と息を合わせて演奏するのが難しいところでもあるが「練習を重ねるうちに何となくわかってきて音が合うと楽しい」と言う。
また、香川大会では全国から訪れる高校生たちとの交流会も行われる。香川のことを紹介するクイズを行う予定で、その準備も進めている。「香川大会本番は、出演者としても頑張りたいし、裏方としてもきちんと仕事をしたい」と来年を見据える。

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