「ロックンロール・ウィドゥ」

四国なんでも88箇所 巡礼推進協議会会長 佐藤 哲也

column

2026.04.16

この原稿を書いているのが3月1日ですので、紙面発行の頃の情勢がどうなのかはまったくわかりませんが、イスラエルとイランの抗争に始まる中東問題は、四国の生活にとってウクライナ問題以上に影響があるのではないかと推察します。インバウンドも含めて「近・短・安」が風潮になるかもしれません。

これまでは国際情勢の変化というと、それが日本にどう影響したか、それによっておこった我が国の変化は、しばらくたって四国全般一様にどのように影響するかというような二段構えで考えていましたが、昨今は外国の遙か彼方で起こったことが、ダイレクトにこの地(それも特に各地区各々個別に)の我々に明日から何をもたらすかというほどの、スピード感と多様性をもって実感できるようになりました。それだけ世界との距離が短くなったと思うのですが、問題はそれによって各個々人が何をしてどう自分の生活を変えていくかということです。その間の時間的スパンが少々遅れてしまうと、「時代遅れ」とか「昭和世代」とか「平成世代」とかと、本人が知らない間に周囲から「かわいそうな人」扱いされるようになってしまいます。地域にしても同様で、それをもって我々はよく「都会から『上から目線』で見られている」と愚痴を垂れますが、人口からするとメジャーは彼らの方で、外から見ると「引かれ者の小唄」にしか見られません。

還暦越えると、こういった「時間の流れの速さ」が、若い頃と比べて歳をとるにつれて、遅くなってきているのがよくわかります。また人口ピラミッドの違いから、都会と地方とでも社会的に意識の開きがあるでしょう。これを免れるためには、よく言われる医療的肉体的な意味にとどまらず、地域の「気だけが若い老人」を増やさねばなりません。お互い健康や体力は今ひとつ今ふたつ今みっつでも、「冷や水」の好きな老人(笑)がどれだけいるかで地域の明るさが変わってきます。縁側でお茶すすりながらも、気持ちでロックンロールができる爺ちゃん、婆ちゃんが、増えていってほしいですね。

前半は世界情勢について一言を言うつもりがまったく言い切れないで、最後はLINEを見るのに老眼鏡が必要になった自分の世代の話になりました(笑)。エッセイですからまぁええか。え、違ったっけ。お粗末。

四国なんでも88箇所 巡礼推進協議会会長 佐藤 哲也

略歴
1960年4月5日 高松市生まれ
1979年 高松高校 卒業
1984年 早稲田大学政治経済学部政治学科 卒業
    株式会社西武百貨店 入社
1986年 株式会社久本酒店 入社
1992年 代表取締役社長 就任
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四国なんでも88箇所 巡礼推進協議会会長 佐藤 哲也

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