週末はバンド活動にスイッチ!

IHI四国支社長 鶴島 弘行さん

Interview

2013.09.19

千葉県出身で、現在、妻と3人の息子は千葉で暮らす。夏休みには、妻と中学生の三男が高松へ遊びに来た。屋島でファミリーゴルフや、女木島で海水浴、徳島まで足を延ばして大歩危・小歩危でラフティングを楽しんだ。「自然豊かでとても住みやすいところですね」

休日は音楽とゴルフ

趣味の楽器演奏は、高校生のころから続けている。当時はロックやフュージョンなどの音楽に影響を受け、友人とバンドを組んだ。大学ではビッグバンドジャズのサークルに所属し、トロンボーンの演奏を始めた。在学中、プロミュージシャンに交じって、ミュージカルの舞台音楽を演奏したこともある。

「プロミュージシャンの道も一瞬考えましたが、好きな音楽を職業にすると趣味がなくなってしまうと思い、会社員に。やるなら夢のある大きな仕事がしたいと、重工業の扉を叩きました」。父が商社マンで重工業の仕事をしていたためか、自らもその道へと自然に進んだ。「扉を開けてくれたのが今のIHIです」

就職後も大学のOBらとバンドを続けた。転勤しても、その土地のバンドに所属するようにしている。

高松では「SWJO」や「高松ジャズユニット」など、5つのバンドをかけ持ち。週末ごとに演奏会やイベントに参加する忙しい日々を送っている。

「高松に来てからはゴルフにもはまりました。うまくなりたいですね」

我以外皆師也

入社後の研修で、広島県呉市を訪れたときのこと。タンカーの製造現場を見て、「大きな仕事」への夢はますます膨らんだ。造船部門には配属されなかったが、産業機械の営業をすることになった。

産業機械の中でも、高炉や圧延機といった製鉄プラントを担当。印象に残っているのは、30歳のころに携わった約100億円のビッグプロジェクトだ。金属を薄く引き延ばす「圧延ライン」の新設プロジェクトだった。

肝に銘じている言葉は、「我以外皆師也(われいがいみなしなり)」。尊敬する上司が教えてくれたものだ。「これを忘れずにいると、営業の仕事が楽しいんですよ。出会った人、全員から学ぶものがありますからね」

支社長として部下にアドバイスしているのは、「スピードと感性」の大切さだ。「素早い対応と、相手の気持ちを理解し、いろいろなことに興味を示す敏感な『センサー』を持つことが必要です。お客様が『日本酒が好き』『演劇が好き』といえば、自分も興味を持ち情報を集めます」。支社長になって、改めて人脈の重要性を感じている。

鶴島 弘行 | つるしま ひろゆき

略歴
1962年1月15日 千葉県生まれ
1986年3月 慶應義塾大学商学部 卒業
1986年4月 石川島播磨重工業株式会社 入社
2000年7月 産業機械事業本部 産業機械営業部 課長
2003年10月 株式会社石川島岩国製作所 営業部 次長
2007年4月 株式会社日本ヘイズ 理事・営業部長
2009年10月 株式会社IHI機械システム 営業部 部長
2012年4月 株式会社IHI 営業本部 四国支社 主幹
2013年4月 四国支社長

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