釣りあげる喜び、食べる楽しみ

富士ゼロックス四国 代表取締役社長 大橋 進三さん

Interview

2008.05.07

四国にきたからには、やっぱり「ハマちゃん」やりたいなあ
渓流でスタート、今は海が中心の釣りライフ

岐阜出身で、早くから渓流釣りの経験があった大橋進三さんが海釣りを始めたのは、入社して10年ほどたったころ。釣り好きの上司に誘われたことが海釣りにはまるきっかけという。

「自宅は茅ヶ崎にあるのですが、上司も近くに住んでいましてね。三浦半島の長井から船を出し、ムギイカ釣りに出かけたんです」。ムギイカはスルメイカの子どもで、麦の穂が出るころに釣れ始めるためにこの名ついた、柔らかで甘い美味なるイカだ。「イカは鮮度が勝負ですからね、釣りたてを特製の出汁しょうゆにつけ込んで沖漬けにしたり、味がしみこんだワタを持ち帰ってルイベにして食べたり。もうこれが絶品なんですよ」。渓流釣りとはまた別の、「食べる」という大きな楽しみと目的を持つ海釣りに魅力を感じた。

四国の魅力を伝えたい。

転勤してきて感じたのは「同じ日本の海といっても関東と四国では大きく違うこと」。海の深さが違うから、魚の種類や生育も異なる。竿1本とってもサイズが変わる。「クロダイとグレを一生懸命釣っていますが、棚が深い関東に比べ、こちらはけっこう浅いんですね。おもりも軽くてすむし、竿も細いもので十分なんです」。
味わい方にも違いがあった。刺し身で食べるサザエのおいしさ、出汁としてではなく身の味を堪能するワタリガニの食べ方も、転勤後に知ったことだ。そして海の美しさ。「四国に住んでいる人にとってはあたりまえの事かもしれません。でもよそではこんなにおいしい魚は食べられないよとよく言うんです」。いいものだから、おいしいものだから、多くの人に紹介したい。養殖魚も「食の安全が問われる今だからこそ、安全を管理している養殖はもっとアピールできるのでは」とも考える。

楽しむ姿勢や技術はボーイスカウト活動でのたまもの

高松での生活も1年9ヶ月が過ぎた。転勤と単身赴任は人生55年目で初めてのことだったが、掃除や洗濯、料理にはなんの不安もなかった。「小学3年から大学4年まで続けたボーイスカウトでの活動が起点になっていると思いますね」。楽しみをどう見つけるか、目の前の実態をどう生かすか。そこに自分のクリエイティブな発想やイマジネーションをプラスすることで新たな展開ができるのではないか。「仕事でも遊びでも、そんな姿勢や考え方が必要だと思っています」。

大橋 進三 | おおはし しんぞう

略歴
1951年3月18日生まれ
1974年3月 明治学院大学経済学部卒業
1974年 富士ゼロックス株式会社入社
1986年 東京営業事業部千代田営業所 係長
1990年 東京営業事業部大手営業部担当課長
1996年 サービス営業事業部金融営業部担当次長
2000年 営業統括部金融営業部長
2004年 販売本部中央支社金融営業部長
2005年 販売本部中央支社副支社長
2006年 富士ゼロックス四国株式会社代表取締役社長
写真
大橋 進三 | おおはし しんぞう

富士ゼロックス四国株式会社

住所
香川県高松市磨屋町8-1
代表電話番号
087-823-4411
設立
1980年
事業内容
富士ゼロックスが提供する事務用機器の直接・間接販売およびアフターサービスの提供
確認日
2020.04.02

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