「地球より遥か14万8千光年、大マゼラン星雲の彼方」

四国なんでも88箇所巡礼推進協議会会長 佐藤 哲也

column

2023.08.03

報道やネットを見ておりますと、全国津々浦々の自治体がそれぞれの政策を打ち出しております。ただ気になるのは、どれを見ても、固有名詞や地名を削除すればいったいどこの地域の政策なのかが判然としないほど、目の前の「同質化」での競争に陥っていることであります。さすがに東京や大阪を除く地方都市間では、スローガンや数字は違えど、やろうとしていることは同じような総花的な事であります。ビジネスの世界では「同質化競争」の結局の行く末は、決して「共存」ではなく、「コスト」や「値引き」の競争だと言われております。これは日本という狭い批判の枠の中で、今までの成功体験に基づいた発想のみを強いられておる「保守」や「保身」重視の結果でしょうか。

批判されるリスクをとっての「発想や考える角度の転換」が必要です。それも今までの的を大きくはずしたどころか、全然違う的を狙うつもりでの発想でないと間に合わないような気がします。具体性を持たせているうちにどうせどんどんこじんまりと纏まってくるので、最初は数万光年離れたところを目指した方が結果的には丁度良い位置に到達するかも知れません。

たとえば観光においても世界の高額所得者を呼ぶのであれば、下手に我々があれこれするのではなくいっそのこと瀬戸内海の各島ごと呼びたい海外諸国に賃貸や売却して自分で投資して自分の充分満足のするものを作ってもらい我々は上前の税金をはねるとか、四国の経済にしても国の補助金を目当てにするのなら国中の原○力発電所を集めた上に、安保条約による某合衆国の基地も集まってもらい最高の抑止力防衛にあてるとか、最後は四国ごと某国の州や省のひとつにしてもらう・・・くらいの覚悟があれば、今後とも安泰に、この地で後に続く者達に残していけるかもわかりません。先を見通すことばかりでなく、このくらいのことを真面目に検討することから道は開けていくのかもわかりません。「馬鹿な事を」とか「どうせ無理」の考え方を「面白いかも」「なんとかしよう」の方向に変えるきっかけになるだけでも一歩前進です。

四国なんでも88箇所 巡礼推進協議会会長 佐藤 哲也

略歴
1960年4月5日 高松市生まれ
1979年 高松高校 卒業
1984年 早稲田大学政治経済学部政治学科 卒業
    株式会社西武百貨店 入社
1986年 株式会社久本酒店 入社
1992年 代表取締役社長 就任
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四国なんでも88箇所 巡礼推進協議会会長 佐藤 哲也

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