香川の淡水魚を知り、農業や暮らしを考える

高松桜井高校

Interview

2025.11.20

「Try ! 魚っち(うおっち)」は、高松桜井高校と香川大学が連携して進めているプロジェクト。香川の生き物に特化して、淡水魚やそれらを取り巻く環境のことを知ってもらうための移動水族展示を行っている。

高松桜井高校の理学部では、香川県希少野生生物保護推進員も務める川田正明教諭のもと、県内の河川での現地調査のほか淡水魚類の保護・増殖を実施。生徒たちは採集調査や環境調査などをもとに、どういう種類が減少しているか、その原因は何かなどを分析する。絶滅の危険がある場合は、遺伝子攪乱が生じない県内の近隣水系の適した場所への移植を行うこともある。
家政部員が県産品について説明しながら提供

家政部員が県産品について説明しながら提供

外来種の放流や河川改修、ため池の工事など生活に近いところにある河川などの水域は変化の影響を受けやすい。そんな現状とともに、まずは香川に棲む淡水魚に興味をもってもらおうと、10月に大川オアシスで2回目の「Try ! 魚っち」を実施した。理学部で活動する三宅佑奈さん(2年)は「展示の説明をしたり、論文の書き方を学んだりと様々な経験ができた。少しでも多くの人に香川の淡水魚のことを知ってほしい」と話す。

当日は、自然農法に取り組む農家のお米を使ったメニューを、同校の家政部が大川オアシスのアドバイスを受けながら考案。レモンの皮と鶏そぼろを混ぜたご飯を県産レタスで包んだおにぎりを考案した牟禮和奏さん(2年)は、「イベントをきっかけに県産品のことについて知ることができた。プロの料理人からの意見も勉強になった」という。
人工保全池で増えすぎたお魚と触れ合えるコーナーも

人工保全池で増えすぎたお魚と触れ合えるコーナーも

高松桜井高校

住所
香川県高松市多肥上町1250番地
代表電話番号
087-869-1010
地図
URL
https://www.kagawa-edu.jp/sakrah01/
確認日
2023.07.20

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