プレス機1台から始まった
NOと言わないものづくり

株式会社プロテック

column

2025.01.30

創業のきっかけとなった中古のプレス機

創業のきっかけとなった中古のプレス機

創業者の木村義春さんは、かつて技術者としてものづくり企業に勤めていた経験がある。半導体分野が本格的に成長していく初期の時代に、知人から知見を買われて「こういう部品を作れないか」と相談を受けた。「棒状の素材を切削して仕上げるより、板状の素材を金型で抜いた方がリーズナブルで効率的」とアドバイスしたが、求める精度で作れる企業が見つからないという。金型の精度が高ければできるはずだと確信した木村さんは、自ら中古のプレス機を購入。1カ月と期限を切った上で、プレス機の改良からスタートした。

知り合いの金型企業の協力のもと、精度を出したいポイントをしっかり吟味し、「理論上は可能なはず、たとえ金型が壊れてもいいからやってみてほしい」と頼み込んだ試作品は、一発で成功。1カ月の期限内で、厳しい寸法基準も問題なくクリアした成功体験が、同社のルーツとなっている。

創立は1988年創立、翌89年に現在の場所へ本社を移した。設備は中古のプレス機1台、社員は7人からのスタートだったが、ものづくりに困りごとを抱える知り合いの相談に乗るうちに少しずつ規模が拡大。手掛ける製品も大型化していった。「自分の好きなようにやりたい」と、すべて自社内で行える体制の確立に努め、設備の充実に投資を惜しまない姿勢は、この頃から一貫している。

木村さんのモットーは「まずはやってみる」こと。「以前から人が『無理だ』ということに挑んで実現させるのは得意でした。感覚的なものとしか言いようがないんですが、頭の中でできると思えたことは、だいたいうまくいきます」。機械いじりが好きでバイクを分解したことや、会社員時代に出張先で有休をとって自発的に現地視察を重ねた経験なども、豊かな発想力の糧となった。

今も顧客の要望には「NO」と言わない。同じものを量産するより、常に何か新しいものに挑戦したい方針で、「高いハードルやプレッシャーに負けず、踏ん張ってやり抜くのが当社の個性」と自負する。惜しみない設備投資と、精度の高いものをいかに効率よく作るかを追求し続けて磨き込んだ技術力が、「プロテックなら何とかしてくれる」という顧客の信頼につながっている。
現在の充実した製造設備

現在の充実した製造設備

株式会社プロテック

住所
香川県高松市中間町1139-8
代表電話番号
087-886-1154
確認日
2024.11.25

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