“よろず屋”スピリットを
高い自動化技術が支える信頼

葵機工株式会社

column

2025.01.30

1976年当時の様子

1976年当時の様子

事業のルーツは「鉄工所」。初期はサンコー株式会社グループの製造部門として、大型のものづくりを手掛けることが多かった。家電メーカーの部品加工依頼を受けるようになった1985年から、精密部品分野に進出。大型のものづくりとはまったく違う技術を一から学ぶことになったが、今までの加工技術の蓄積と新しい加工技術の融合でのノウハウ確立は、その後の大きな需要につながった。

「こちらから売り込まなくても、製品が営業してくれる」「よろず屋的に何でも相談される会社になろう」というスタンスを貫き、客先の設計担当と協力して開発段階から関わっていくものづくりで、「面白い会社が四国にある」と口コミを中心に引き合いが増加。インターネットの普及前で、口コミの信頼性は極めて高かった。大量生産ニーズに対応するため、「昼の8時間は有人・夜の16時間は完全無人」での自動化による24時間生産体制も確立。これが1999年からの自動車関連分野への進出を支えることになった。

価格競争の激しい自動車分野において、海外企業と対等に渡り合うためには、自動化による効率化が欠かせない。しかし一方では「もし無人稼働中に不良品やエラーが出たら」というリスクもつきもので、自動車業界では特に夜間の無人稼働を敬遠する傾向にあったという。そんな中で、すでに「24時間安定して高水準の良品を作り続ける自動化技術」を持つ同社は大いに強みを発揮した。

この頃から現在に至るまで、自動車関連ニーズが6割を占める。エアバッグの標準装備化とともに市場規模が拡大した自動車分野を軸としつつ、近年はモーター関連製品や半導体分野の成長にも注目し、新たな可能性を模索している。

同社は顧客であるメーカーとの技術交流だけでなく、製造業同士の横のつながりを重視し、必要に応じて同業他社とも積極的に連携してきた。自社の得意・不得意を自覚した上で、互いの得意分野を活かし合うつながりを深め、業界全体の対応力向上を目指す。それが、ひいては日本のものづくり水準を守ることにもつながると考えている。

葵機工株式会社

住所
香川県高松市朝日町3丁目7番5号
代表電話番号
087-822-5025
設立
1972年3月
事業内容
・インフレーター、ガスジェネレーター部品
・ガス、油圧バルブ 他
・頭脳モーター部品
・半導体装置部品
・SUS、コバール、ベリリウム、バイタリウム 等、難削材の切削
・設計、加工、組立
地図
URL
https://www.aoikikou.co.jp
確認日
2024.09.19

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