技術者とロボットの相乗効果 自動旋盤機で工場を24時間稼働

葵機工

Tec✕Cha

2022.01.06

自動旋盤機

自動旋盤機

徹底した品質管理で顧客も信頼

葵機工が主に製造しているのは、エアバッグなどに使われる「自動車安全装置部品」、半導体装置やモーターシャフトの「精密機能部品」、「バルブ製品」だ。自動車メーカーなど顧客からの図面に基づき、旋盤で金属部品を加工する。自動車安全装置部品は1999年から手掛けており、自動車に不可欠で信頼性を最優先に求められているパーツを提供し続けている。安全装置の搭載は世界の常識となりつつあり、装置自体も進化。同時に求められるレベルも高くなっている。

葵機工の強みは何と言っても「予測管理技術」。現在、製造設備を24時間稼働しており、そのうち夜間から早朝までの16時間が無人だ。日中の8時間は、技術者が一人当たり5~7台の設備を担当。旋盤の刃物の摩耗具合を管理して、チップの取り換えなどを行う。無人の16時間は、あらかじめ刃物の摩耗を計算した上で、製品の仕上がり寸法に誤差が出ないところまで機械が動くように設定する。

これが実現できるのは、今までに培った加工と管理、総合的なものづくりの技術があるからこそ。最近は無人で稼働する他社の工場も増えてきたが、葵機工は先駆けて30年ほど前から取り組み、ノウハウが蓄積されている。徹底した品質管理で、顧客からの信頼を得ている。

IoTとAIも自社で開発

IoT (Internet of Things:「もの」のインターネット)とAI(Artificial Intelligence:人工知能)を使って、さらなる設備の自動化を図ろうと、自社での開発を進めている。製品の外観検査を、AIによる画像判定で行いたいと考えている。ロボットができることは自動化していき、最終目標は土日も無人稼働可能にすること。新しいことに挑戦する会社は、顧客から興味を持ってもらえると考えており、それも葵機工の強みの一つ。IoTとAIの自社開発に取り組む会社は少ないといい、他社から相談を受けることもある。

社員の成長にも目を向け、製造現場で働く85人の一人一人を技術者だと考えている。設備を使わないと「もの」はできないが、設備を扱うだけではない。図面から立体図を想像できるか、その次にどう加工すればいいか、作業手順と組み合わせを考えられることも大切だ。

葵機工株式会社

住所
香川県高松市朝日町3-7-5
代表電話番号
087-822-5025
設立
1972年3月
事業内容
自動車安全装置部品、精密機能部品、バルブ製品の製造
地図
URL
https://www.aoikikou.co.jp
確認日
2022.07.07

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