健康づくり推進チーム企画の運動会に参加した社員と家族
葵機工は50周年を迎えた2022年、以前から力を入れてきた従業員の健康を守る取り組みをさらに発展させるために健康経営方針を定め、積極的に「健康づくり」の推進に取り組んできた。また、翌年、女性役職者の声をきっかけに各工場や部署から健康づくり担当者を集め、女性ばかりの「健康づくり推進チーム」を発足した。発足当初は6人でスタートし、現在は7人で協力して活動を行っている。
体力測定・ラジオ体操や運動会・社外イベントの企画から自動販売機のカロリー表示まで、メンバーがアイデアを出し合い、取り組みは多岐にわたる。さらに「社内意識調査アンケート」を通じて職場の改善点を抽出し、PDCAサイクルを回すことで働き方改革にも貢献している。健康診断受診率・ストレスチェック受診率・インフルエンザ予防接種率100%を現在も継続しているほか、二次検診・特定保健指導の受診を奨励し、費用は会社が全額負担。毎月のセミナーや健康新聞を通じて情報発信も積極的に行う。
毎年4月に従業員に健康に関する年間個人目標を立ててもらい、達成度によって年度末に表彰。健康活動にポイント制を導入したことで、達成度を可視化しやすくなった。初年度の成果を踏まえ、23年からは3年連続で全国の健康経営優良法人(中小規模)上位500社「ブライト500」にランクイン。かがわ働き方改革推進大賞、かがわ女性キラサポ大賞をはじめ、さまざまな表彰も受けるなど、活動が着実に実を結びつつある。
プロジェクトにおける役割は。
総務部 係長 佐々木弥香さん(高松商業高校出身)
品質管理課 主任 小禄優美さん(高知・清水高校出身)
久保 私はサブリーダーで、今期は主に毎月の健康新聞製作を担当。プロジェクトチームとともに発行にかかわる安全衛生委員会と連携し、双方の橋渡し役を務めています。新聞への反応や、健康イベントでの握力など普段測定機会のない6項目の体力測定を通じて、社内の健康意識が高まっていることは肌身で感じます。
取り組みの成果と今後について。
業務課 主任 久保かおりさん(高松西高校出身)
小禄 人材の採用と定着は常に企業の課題で、健康活動も人を守り育てる取り組みの一つだと考えています。プロジェクトメンバーにとっては、外部講師を招くセミナーなどが離れた拠点とのコミュニケーションの機会になっているのもいいところ。みんなが役割を分担しながら、それぞれリーダーシップと経営目線を育み、社内に浸透させていきたいと思います。
久保 香川県が運営するウォーキングアプリを活用して、社内のコミュニケーション促進と運動機会創出を図っています。2024年に開催されたアプリ内の企業対抗戦では189社中45位と健闘。ただ導入から時間が経っていることもあって、もう少し日頃の成果が目に見える工夫など、新しい仕掛けを考えたいところです。
◆キーワード
健康経営
葵機工株式会社
- 住所
- 香川県高松市朝日町3丁目7番5号
- 代表電話番号
- 087-822-5025
- 設立
- 1972年3月
- 事業内容
- ・インフレーター、ガスジェネレーター部品
・ガス、油圧バルブ 他
・頭脳モーター部品
・半導体装置部品
・SUS、コバール、ベリリウム、バイタリウム 等、難削材の切削
・設計、加工、組立 - 地図
- URL
- https://www.aoikikou.co.jp
- 確認日
- 2024.09.19
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