四国の食を広く発信する
栗林公園の新たな拠点

株式会社セトラスフードテック

Interview

2025.12.18

Café de Ritsurin内観とフィナンシェ3種食べ比べセット(550円)

Café de Ritsurin内観とフィナンシェ3種食べ比べセット(550円)

9月20日、栗林公園商工奨励館西館にリニューアルオープンしたCafé de Ritsurin(カフェ・ド・リツリン)。「地域と共創する、新しいコミュニティカフェ」をコンセプトに、香川県産をはじめとする四国の食材を使ったランチやスイーツを提供している。指定事業者は、セトラスホールディングスのフード関連事業を統括するセトラスフードテック。通販サイト「しこくあーけーど」や高松オルネ内のフィナンシェ専門店「Passerelle(パスレル)」などとともに、香川・四国の地域ブランドを発信する事業の一つという位置づけだ。
フィナンシェ専門店「パスレル」(高松オルネ)

フィナンシェ専門店「パスレル」(高松オルネ)

カフェはメインが選べるランチプレートや大豆ミートカレーなど、地域の食材を堪能できる食事メニューが充実しており、連日にぎわっている。中でも人気なのは、フィナンシェの食べ比べ。和三盆・抹茶・チョコレートなど5種の中から3種を選んで楽しめる。パスレルで販売しているものと同じ商品で、県産小麦「さぬきの夢」や地元食材にこだわりつつ、季節感を打ち出す限定商品も次々と開発している。

フィナンシェはさまざまな食材とコラボしやすく、開発スパンも短いのが強み。香川の食材だけでなく、徳島県の鳴門金時、青森県のイベントに出展した際はリンゴやブルーベリーを使うなど、ご当地県の名産品とのコラボ実績もある。そこから定番化していく可能性もあり、同社は「香川県らしさを重視しつつ、柔軟性のある開発を目指したい」との方針。12月はクリスマスを意識したシュトーレン風フィナンシェを限定販売しており、今後は四国4県の特産品を使ったフィナンシェも構想中だという。
シュトーレン風フィナンシェ(季節商品)

シュトーレン風フィナンシェ(季節商品)

店内には、通販サイト「しこくあーけーど」で扱っている商品を一部紹介するコーナーを設けた。サイトでは食品・酒類・工芸品の各カテゴリで四国の魅力的な商品を集めており、カフェの利用者に向けた情報発信で利用の拡大を図る。

農業を元気にし、その出口戦略として食から地域や社会に貢献することをミッションとしている同社は、「香川や四国の食を広く届ける場として、カフェのお客さまが楽しめる工夫を凝らし、カフェ事業を地域活性化につながる糸口にしたい。お客さまの声を取り入れながら、より利便性よく変化し続ける空間になるでしょう」と意欲的。国内外から多くの人が訪れる栗林公園という環境も強みに、カフェは今後の重要な地域のコミュニティ拠点になりそうだ。

問い合わせ先
Café de Ritsurin
TEL:087-897-3786

戸塚 愛野

セトラスホールディングス株式会社

住所
香川県高松市磨屋町8番地1 セトラスビル1-2F
代表電話番号
087-826-6610
設立
2022年8月
社員数
150名(2025年3月現在)
事業内容
グループ経営管理、コンサルティング事業
セトラスホールディングスグループ
■協和化学工業株式会社

■マグミット製薬株式会社

■株式会社セトラスフードテック

■海外子会社

 KISUMA CHEMICALS B.V.(オランダ)

 KISUMA AMERICAS INC.(アメリカ)

 KISUMA ASIA SINGAPORE PTE. LTD.(シンガポール)

 KISUMA CHEMICAL TRADING(SHANGHAI)CO.,LTD(中国)

 KISUMA(DANDONG)ADVANCED MATERIALS TECH.CO.,LTD(中国)
地図
URL
https://setolas.com
確認日
2025.09.18

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