分担作業をより効率的に!
若手リーダーの下で一致団結

四国塗装工業

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2025.07.16

写真左 塗装課 Aライン グループリーダー 濱岡 樹さん(香川西高校出身) 写真右:塗装課 Aライン 髙畠 一斗さん(坂出工業高校出身)

写真左 塗装課 Aライン グループリーダー 濱岡 樹さん(香川西高校出身)
写真右:塗装課 Aライン 髙畠 一斗さん(坂出工業高校出身)

産業活動を支える金属機械の表面には、用途に合わせた塗装が施されている。表面塗装には粉状の塗料を吹き付ける「粉体塗装」や表現力を強みとする「溶剤塗装」など様々な種類があり、中でも保護力が高く塗料のロスも少ない「電着塗装」の全自動ラインを持つ企業として強みを発揮しているのが四国塗装工業だ。竜王金属・春日の2社を含めたグループが密接に連携し、金属加工・電着塗装・仕上げ塗装までの3社一貫体制を確立している。

仕上げを担う本社工場において、中~大型製品を扱うBラインは準備から塗装まで一人で行うことが多いのに対し、小型製品や量産品の塗装を手掛けるAラインは10人ほどで工程を分担して効率的に作業を進める。全自動で動く機械のスピードに全員が呼吸を合わせ、一人ひとりが「次の工程が動きやすいように」を意識しながら自分の作業をこなすAラインでは、チームワークがものづくりの鍵だ。

若い世代の育成に力を入れる社風のもと、30代の課長・20代のリーダーなど若手がリーダーシップを発揮して、幅広い年齢層の技術者が一体感を持って連携できる環境づくりを目指す。若手にとっては、責任ある立場を任されることが自身の成長のきっかけにもなり、視野の広がりを実感する声も。伝えたいことをしっかり言葉にするコミュニケーションを徹底することで、連携のとれた精度の高いものづくりを実現している。

現在担当している業務は。

濱岡 バイクの塗装が好きで、塗装の仕事をしたかったんですが、就職活動時は思うような求人がなく、自分で調べて当社に連絡しました。Aラインは主に小さいものや数が多いものを扱い、10人くらいのチームで「対象を吊るす」「ペーパーをかけて整える」「表面を塗る」「検査」「出荷準備」などの工程を分担して一つの製品を仕上げていきます。

塗り忘れなどの不具合がないのは当然として、効率が求められるライン作業です。工程管理や作業の振り分けはリーダーの仕事で、適性や個性を踏まえつつ、前後の工程との兼ね合いを常に見極めながら一体感のある作業を心掛けています。特に大事なのは言葉によるコミュニケーションですね。どのメンバーにも同じ姿勢で接し、伝えたいことはきちんと伝えます。

髙畠 高校では建築を学び、前職は家具職人でした。当社の社員に紹介されて中途入社し、Bラインをしばらく経験したのち、今年1月からAラインの担当に。当社の製造工程には、すべて人の手で行うもの・半自動で行うもの・全自動で行うものがあり、Aラインは全自動です。Bラインは準備から塗装まで1人で担当することが多かったので、自動で動く機械のスピードに合わせて作業を分担するAラインのリズムに早く慣れるよう、出荷準備を担当しつつ製品の扱い方を学んでいるところです。

一人ひとりが「次の工程がなるべく作業しやすいように」を考え、それがうまく連鎖しているのがAラインの魅力。休憩中もコミュニケーションが盛んで、チームワークがとてもいいと感じています。

◆キーワード


チームワーク

ビジネスの場においては、メンバーが共通の目的をもちながら達成に向けて業務を進めること。お互いの力を補完し合い、個人のスキルの総和以上の成果を上げることを目指す。チームワークの効果を上げるには、チームへの意欲や愛着、メンバー間の信頼などが必要となる。目的を達成することで、メンバーのモチベーションの向上につながるほか、離職率を抑える効果も期待できる。

四国塗装工業株式会社

住所
香川県丸亀市川西町北1698番地1
代表電話番号
0877-24-0294
設立
1973年12月13日
社員数
115人(グループ)
事業内容
電着塗装、焼付塗装、金属塗装、スクリーン印刷
グループ
竜王金属株式会社(薄板板金加工、各種溶接加工)
株式会社春日(電着塗装、海外調達)
協同組合エフォートかがわ(材料・資材の共同購入)
地図
URL
https://www.shikokutosou.co.jp/
確認日
2024.07.04

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