寸分たがわぬ溶接技術

株式会社サンテック 熱交換器

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2017.07.06

長さ16メートル、直径3メートル、重さ30トンの巨大な筒。サンテックが造る熱交換器だ。

熱交換器は、熱い空気を水で冷やすというように、温度の高いものから低いものへ熱を移動させる機器。小さいものであれば、エアコンや冷蔵庫、自動車などに使われている。サンテックが製造する産業用の熱交換器は、大規模な工場や化学プラント、下水処理場などに設置され、1400度の熱にも耐えられる。

サンテックは、職人の溶接技術を生かし、食品や医薬産業向けのステンレス製貯蔵タンク(圧力容器)などを設計・製造する会社だ。その技術力で、厚さ2センチのステンレスの板を丸めて溶接でつなぎ、16メートルの筒に仕上げる。筒のつなぎ目に、うまく溶接できていない「溶け込み不良」があると、高熱にさらされた時、亀裂が生じる原因になってしまう。

筒の中には、空間を仕切るように20枚の板が入っている。仕切り板には直径10センチほどの穴が約100カ所開いていて、仕上げに一つ一つの穴にステンレス製のパイプを通す。仕切り板の穴の位置が少しでもずれていると、端から端までパイプを通すことができない。

製造には寸分の狂いも許さない、熟練の仕事が求められる。どれだけ美しい円形の筒を曲げ加工できるかが重要だ。「完成品をトレーラーで運ぶので、見た人は『何これ!ロケット?』と驚きますよね。香川だけでなく、全国的にも誇れる技術。この規模の熱交換器を造れる企業は、見たことがありません」と代表取締役の青木大海さん。全国各地の企業から引き合いがあり、タイなど海外へも出荷している。

お問い合わせ:TEL:087-876-1600
HP: http://www.suntech.link/

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