熟練のパーマ技術を短期間で再現できる

スマートロッド アサクラ美容室

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2019.02.07

美容師の技術の中でもパーマは難しく、美容専門学校卒業後1~2年ほど練習し続けてようやく習得できるといわれている。「一人前になるまでに時間がかかりすぎると、若い美容師はそれまでに辞めてしまうことも多い。今まで経験に頼るしかなかった技術を、短期間で一定水準まで習得できる器具ができないか、というのが開発のきっかけでした」と代表取締役・朝倉博美さんはいう。

通常パーマをかける時は、ロッドとよばれる筒状の器具で髪を毛先から巻いていき、根元まで巻き終わったら輪ゴムでロッドをとめ、輪ゴムの跡がつかないよう髪と輪ゴムの間にスティックを挿す。
左がスマートロッド、右が従来のロッド

左がスマートロッド、右が従来のロッド

開発したスマートロッド(写真1)は、この3つの機能が一体化したような構造が特徴だ。毛先にカーラー部分をあてたら黒い網状の部分をかぶせて毛束を固定してから巻く。今までのように、左手で毛束を挟んでたるまないように調整しながら右手でロッドを巻いて・・・ではなく、両手でまっすぐ巻くことだけに集中できる。巻き終わったら輪ゴム代わりのシリコン製板ゴムでとめるだけで、スティックを挿す必要もない。パーマをかける時間も半分ほどになるため、忙しいお客さんにも好評だという。

「スマートロッドの特徴は、スティックを挿さないので髪を押さえることなく根元まで立ち上げてボリュームを出すことができる点です。年齢を重ねると髪にコシがなくなり、思い通りにスタイルが決まらないという人も多いんですが、このロッドはそんな悩みにも対応できます」

スマートロッドを使えば、短期間での練習で一定水準のパーマ技術は修得できる。「その分、今まで練習に費やしていた時間を、新しいヘアスタイルのアイデアを考えるなどクリエイティブなことに使ってほしい」と朝倉さんはいう。

【問い合わせ】
アサクラ美容室
TEL:087-833-5633

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