高校生がビジネスプランを発表

日本政策金融公庫 四国創業支援センター

News

2019.03.27

3月17日、日本政策金融公庫 四国創業支援センターが、高松市内で高校生によるビジネスプラン発表会を開催した。「第6回高校生ビジネスプラン・グランプリ(日本政策金融公庫主催)」で、全国4,359件の応募の中からベスト100以内に選ばれた、香川・徳島・愛媛の各県の合計5校6チームが参加。高校生たちは、弁理士や税理士、創業支援の専門家らを前に、地域資源の活用やインバウンド対応をテーマにしたプランを披露した。

香川県からは2校3チームが参加。観音寺第一高校は、災害時に役立つ地元食材の保存食を使ったアウトドア料理やタープの張り方などを体験できる教室を運営するプランを発表。高松東高校は、独立リーグに所属する地元のプロ野球チームとコラボしたグッズやスイーツを開発販売し地域を盛り上げようとするプランと、輸入依存度が高いバニラビーンズを地元の香川県で生産し洋菓子店へ販売するプランを発表した。

発表会は、高校生が考えたビジネスプランを発表し、専門家からアドバイスをもらったり、他校の生徒と交流したりする機会を設けるために開催している。日本政策金融公庫 四国創業支援センターは「プランにとどまらず、実用化に向けての足掛かりになれば」としている。

発表会に合わせて行われた講演会では、瀬戸内サニー(高松市)の大崎龍史社長が「自分たちが考えたビジネスプランなどの情報を、相手に関心をもってもらえるように伝えることが重要」と高校生にエールを送った。

過去にビジネスプラン・グランプリや発表会に参加した高校生のプランが、企業とのコラボレーションで実用化されたケースもある。長浜高校(愛媛県)が提案し、開発を進めていた「クラゲ予防クリーム」が近日発売予定だという。

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ