“瀬戸芸の後”も魅力を発信し続けるため「SICS(シックス)」が始動

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2019.12.03

SICSは「瀬戸内アイランド・コンシェルジュ・サービス」の略称。JTB高松支店が事務局となって立ち上げた新たな観光事業で、国内外の旅行会社、企業などからの依頼を受け、チャーター船の提案、現地のコーディネートなど、瀬戸内の観光に関する様々なサービスをワンストップで対応する。

「瀬戸内国際芸術祭2019は多くの来場者を記録した一方で、今後の瀬戸内観光の改善点も見つかった」というJTB高松支店・野浪健支店長。その一つが、島と島をつなぐ海上交通の自由度が低いこと。そこで、事業パートナーとして「瀬戸内アイランドクルーズ」「瀬戸内ヨットチャーター」「タコタコ海上タクシー」と連携し、高級クルーザーでの非日常の旅、大人数で楽しめる遊覧など、旅のテーマに合わせた船とその楽しみ方を提案していく。

定期船ではできない独自のルートを生かして、島めぐりを提案。瀬戸内国際芸術祭を支える案内ボランティアの「瀬戸内こえびネットワーク」とも連携し、現地のガイドを行う。島内の観光施設、飲食店、体験施設などとも連携を進めていく。

「島の観光とJR四国の観光列車を組み合わせたルートなど、オーダーメイドの旅が提案できること、コーディネートから支払いまで一括で請け負うことができるのが強み」と野浪さん。19年度は100~150人の利用を目標に、次年度以降も販路開拓、訪日外国人誘客、香川以外の島々での展開など、継続的な取り組みを続けたいと話す。

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