来春開校に向け、オープンキャンパスを開催

せとうち観光専門職短期大学

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2020.11.17

冒頭に青木義英学長があいさつ

冒頭に青木義英学長があいさつ

2021年4月に開校する「せとうち観光専門職短期大学」(高松市屋島西町)で、11月14日にオープンキャンパスが行われた。

「専門職大学・専門職短期大学」は、55年ぶりに学校教育法の一部が改正されて設置される、新しい学校制度。高校卒業後の進路として、大学、短期大学、専門学校などがあるが、その選択肢の一つとなる学校だ。

情報、農業など全国でさまざまな分野の専門職大学・専門職短期大学を設立する動きがあるが、日本初の「観光分野」の専門職短期大学として注目されているのが「せとうち観光専門職短期大学」。オープンキャンパス当日は、県外からの参加もあった。

まず、授業内容や寮生活などのサポート体制が紹介された後、実際の授業が体験できる「模擬授業」も実施。希望者にはキャンパス見学や個別相談も行われた。同校の教育カリキュラムは3年間。研究の要素が強い大学と、技術習得を重視する専門学校の要素をバランスよく取り入れ、観光に必要な知識を学びながら、航空業界、旅行業界といった企業での3~6週間の臨地実務実習を経験していく。

「知識と実践力の両方を兼ね備え、業界にイノベーションを起こせる人材を育てていきたい」という広報課課長・木村将士さん。現場での学びを通して地域との連携や、地元の関係企業・団体との連携も目指す。

「地域に学びの場をつくることで、高校卒業後に県外に進学してそのまま就職という人材流出を少しでも食い止めたい。また、観光は今後の日本の基幹産業の一つになる可能性がある。観光という切り口で、地元産業にも貢献できれば」という。

来春の開講を前に、現在願書の受付が始まっている。
詳細はHP

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