「オープンデータたかまつ」活動報告会開催

オープンデータたかまつ 勉強会

News

2022.05.20

高松市が2017年から進めている「スマートシティたかまつ」では、産学民官の関係者で構成される推進協議会を中心に、さまざまな勉強会や取り組みが行われている。その取り組みに関連する活動の一つが、高松市のオープンデータ活用についての勉強会グループで、21年9月から現在までの活動報告会が5月に開催された。

活動の目的は、高松市が公開、二次利用可能なオープンデータの活用方法を模索し、最終的には新たなビジネス創出につなげるというもの。参加者は、4月に高松市と中小企業のデジタル化推進に関する協定を締結したSTNetをはじめ、(株)K・システムソリューション、(株)イノベイト、(株)四国電子計算センターといった高松市内ITベンダーの若手社員。オブザーバーとして高松市の担当者や関係企業も出席した。

既存のオープンデータだけでは成果につながりにくいとの考察を踏まえ、新たなデータを加え、そのデータを活用したアプリについて模索。公園情報、地域安全マップ、給食レポート、農業IoTといった分野でのアプリ開発が提案された。

報告を受けオブザーバーからは、「最終的に目指す方向性、収益、マーケット、利便性などをもう少し深めていくべき」「公共性も大切だが、ニッチな分野にこそニーズがある」といった意見が上がった。

今後は、本当に必要とされる課題を再度洗い出し、関係機関とどう連携し、どのような技術で実現するかといったことを引き続き研究していく。

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ