ジャスト西日本は橋梁、トンネル、港湾、マンションなどあらゆる構造物の検査・探査・調査・診断を行う。主な方法は構造物を壊すことなく状況を調べる「非破壊検査」。超音波、X線、電磁波レーダー、赤外線、ドローンなど様々な方法に対応できる機器がそろい、適切な方法で調査、結果を正確に読み取ることができる技術者たちが活躍している。
例えば橋の調査では、全体を丁寧に目視で確認し、
橋の規模や形状に合わせた方法で調査。鉄筋が腐食しているかなどのほか、コンクリートの強度や損傷を調べるために一部を採取してコンクリート試験を行う。古い構造物で図面が残っていない場合は、測量して図面を作成する。目視からコンクリート試験の手配、報告書作成まで一貫してできる事業者は少ないという。
調査は建設前の構造物から建設中、建設後の定期点検、改修時まで幅広い。問題があった時の対応はもちろん、不具合につながりそうな「予兆」についての調査にも対応。また、社員の資格取得を全面的にバックアップし、約100人の社員が合わせて1100を超える資格を取得。知識に裏打ちされた高度な検査技術が、暮らしの安全を支えている。
主にどんな調査に 携わっていますか。
【惠原】主に建物のX線探査を担当しています。例えばエアコンを取り付ける場合、配管用の穴を開ける場所に鉄筋などの障害物はないか、強度に問題はないかといったことをX線で調査します。
業務を通してどんなことを 学んでいますか。
【六車】珍しい形状の橋、見たことがない損傷など、現場では、経験したことがない案件にぶつかることもあります。入社したばかりの時は、構造物をつぶさに調査して正確に判定して報告書を作成することに必死でしたが、経験を積む中で「なぜこんな損傷ができたのか」と原因を考えられるようになりました。
挑戦してみたい資格は ありますか。
【六車】社長を筆頭に、取得が難しい資格を持っている先輩も多いので刺激を受けます。私も取りたい資格はいろいろあります。知識に裏付けされた検査技術は信頼につながる、資格は技術者の力になるという思いから会社では資格取得の費用を補助してくれるなどバックアップしてくれるので、技術系の学科を卒業していない人も安心して入社できる環境は整っていると思います。
高校の時にやっておいた方がいいこと
どんな仕事もチームで取り組むことが多いと思います。だから会話は大事です。いろんな人と話をする機会をもってください。
惠原さん
社会人になると、自分で意識しないとなかなか時間は取れなくなります。後悔のないように高校時代には日々の時間を大切に。
◆キーワード
非破壊検査
株式会社 ジャスト西日本
- 住所
- 香川県坂出市築港町1丁目8-8
- 代表電話番号
- 0877-46-7973
- 設立
- 1997年4月18日(株式会社ジャスト四国)
- 社員数
- 99 名(ジャスト西日本全体)
- 事業内容
- 鉄骨第三者検査、鉄筋継手部第三者検査、
コンクリート内部探査、地中埋設物探査、
建物調査、マンション診断 他 - 地図
- URL
- http://www.just-nishinihon.jp/
- 確認日
- 2024.07.18
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