エンディングノートが未来の心配と不安を解消する

株式会社人生百年サポート 代表取締役 十川 美加

column

2024.07.04

ちょうど1年前、「ハッピーライフエンディングは『生前整理』から」、をテーマに書かせていただいたのですが、あれから1年、あっという間でしたね。年を重ねるごとに1年は短くなると言われており、同じ1年であっても、10歳の子どもにとっては人生の10分の1であり、60歳の大人にとっては60分の1です。年齢に対する比が小さいほど時間が短く感じられるので、加齢によって時間が短く感じられるようになる、というのがジャネーの法則です。

このように、あっという間に時間は過ぎていきます。まだ元気だから、と思っている方も、終活には気力、体力、判断力が必要です。この3つの力(りょく)は、昨年と比べて変わりないですか?どれか、ひとつでもこの力(りょく)に自信ないなあと感じたら終活の始めどきです。終活は、老後の心配と不安をなくすためにあります。

私は、終活でこれまでの人生を振り返ることができ、感謝の気持ちが生まれました。「ありがとう」とお礼を言っておかないと、と思う方の顔が浮かんできて、ラッキーで幸せな人生だったと気付きました。4つの備え、「1医療、介護」「2財産管理」「3死後整理」「4相続」を準備するうちに、未来(老後)の不安が軽減し、やりたいことに取り組むなど人生の楽しみが増えて、前向きになることができました。

これまで大勢の方と、終活(老後)についてお話してきました。多くの方は、将来の不安を口にします。「お金は?」「住まいは?」「ひとりになったら?」など、心配の種はたくさんありますが、「私はどう生きたいか?」を考え、「私の現状はどうなのか?」を明らかにすることでしか不安は解消されません。そのためにエンディングノートを活用しましょう。エンディングノートを書くことで人生を振り返り、上記の4つの備えを明らかにすることができます。書き終える頃、色々な気づきが生まれ、人生は前向きに変化することでしょう。

株式会社人生百年サポート 代表取締役 十川 美加

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