4月はビジネスマナーを見直すいい機会

株式会社人生百年サポート 代表取締役 十川 美加

column

2025.03.06

まもなく4月、新入社員研修のシーズンです。新社会人はこれからのビジネスの人間関係を円滑にするため、その他社会人のみなさんは、後輩のお手本となるべく、改めてビジネスマナーの本質を考えてみましょう。

そもそもビジネスマナーは、社内、社外の人たちに信頼してもらい、不信感なく安心して仕事を行うために必要なコミュニケーションです。「安心」を軸に、ビジネスコミュニケーションを考えると、まず初対面で安心を獲得するには、何が必要でしょう。目の前にいるこの人は誰なのか、知らなければ不安ですよね。所属はどこで何をしているか、名前は…など、知っていると、安心して仕事を始められることから、笑顔で挨拶、そして自己紹介が必須です。

電話応対も同様です。外線電話からかかってきた電話は、顧客?業者?関係者? それを知るために名乗り、挨拶を交わします。電話応対も、来客応対も、「安心」を軸に考えると、その方の情報(社名、所属、氏名など)や、何のために電話をかけてきたのか、訪問されたのか、用件を聞くことが大事だと分かります。

「約束を守る」も安心には欠かせません。就業時間、アポイントメントの時間など、遅れることなく待機できていますか。仕事には期限がありますので、約束を破らないように仕事を進めていくことが大切です。

以上の基本的なビジネスマナープラス「好感度」も身に着けてほしいと思います。「好感度」は、敬語など丁寧な言葉を遣える、お客様や目上の人から案内するなどして相手を敬うことができる、雑用など嫌がらずに率先して行える…といった仕事や周囲の人に対する取り組みです。周囲の人とかかわる中で、それこそ、すごい!と好感を持ったら即、お手本にして、まずは真似てみることから始めましょう。周りをよく観察して良いことを見つけられる目、そして素直な心を持つことができると、好感度も上昇します。

誰もが、最初は不安もあると思います。初めから完璧を目指すのではなく、まずは、相手が安心できることを軸に考え行動しましょう。経験を重ねることで、あなたも好感度の高い社会人に必ずなれることでしょう。

株式会社人生百年サポート 代表取締役 十川 美加

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