
現在、私の両親は高齢で、生活の中で不自由なことが色々出てきています。例えば家で転んで骨折したり、足が上がらず風呂の浴槽に浸かるのが大変だったり、ゴミが重くてゴミ収集所に持っていけなかったり、次から次へと困りごとが増えていますが、後手の対策しかできていません。事前にやっておくことがあったのではと、今となって後悔しています。
高齢になったら体や心はどう変化するか―。あらかじめ知っておけば、困った、またはケガする前に何らかの準備ができ、生き方が変わってくるのではと思います。
私は両親、弟の4人家族で生活していました。結婚して息子が生まれ3人家族、今はその息子も巣立ち夫婦2人ですので、高齢者と生活した経験がなく、知る機会がありませんでした。現在は私のような核家族の方がほとんど。まずは知ることで、先手の対策ができるのではないでしょうか。
企業と同じように、人生のリスクヘッジが必要です。人生百年時代、豊かにご機嫌に生きるためには、日々の生活をご機嫌よく送ること。そのために「早くにやっておけばよかった」と後悔することはできるだけ少なくしたいですね。
身近な方の話を聞いたり、書籍から情報収集したりするなどして、この先の人生をイメージしてください。誰かがどうにかしてくれると待つより、自分主導で豊かに生きましょう。自ら人生を考えていかれる方が増えていくことを願います。
株式会社人生百年サポート 代表取締役 十川 美加
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