企業向けの教育サービス始動《vol.2》

香川オリーブガイナーズ

News

2024.07.04

「香川オリーブガイナーズ球団株式会社」(高松市)が、昨年9月に開講した企業向けの教育サービスで、注文住宅などを手掛ける「フソウリブテック」(高松市)のマーケティング事業に参加し、新商品をPRするサービスをスタートさせた。球団の発信力の高さを活用して、企業に貢献し、収益化につなげたい考えだ。

球団を中心に、インターネット広告や飲食サービスといった多様な事業を展開するビジネスモデルの構築を図っている。その一つ、企業向けの教育サービスは、生成AIやマーケティング、新規事業開発などに関する研修を提供し、必要に応じてコンサルティングも行う。リスキリング補助金を活用するなどして導入コストを抑え、県内企業が利用しやすいスキームを目指す。


福山敦士社長自ら営業活動に奔走し、興味を示したのがフソウリブテック。半年ほど前から両者でミーティングを重ね、今月発売される新商品「コンセプト住宅X」の紹介動画をコラボ製作することが決まった。

動画は全6本。社長をはじめ、設計や施工管理などで新商品にかかわるメンバーがそれぞれ登場し、福山社長がインタビューする内容。自社のYouTubeチャンネルやホームページで配信を予定する。

フソウリブテック側は、地域貢献の一環ともとらえている。企画や撮影、編集などのノウハウを学べるのも魅力だ。マーケティング担当者は、「外部の人と一緒に発信することで、信用度や公平性の向上も見込まれる。福山社長は、新商品のターゲット層と同年代ということもあり、感想を交えつつ紹介してもらえるのもありがたい」と話す。

導入企業は、県内で増えつつあるという。福山社長は、「県経済のベースアップに貢献したい。それが地域スポーツへの投資につながり、球団の経営強化になる」と期待を寄せる。

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ