コンサルタントが変わる「私たちが変える」

ENGAGEMENT 代表取締役 高橋 伸文さん

Interview

2020.10.15

企業の問題解決や個人の相続などコンサルタント業を柱とするENGAGEMENT(エンゲージメント)株式会社(高松市)。2019年8月に6人から始まった会社だ。1年余りで現在、高松本社に加えて全国に9支社(茨城、栃木、群馬、横浜、岐阜、名古屋、神戸、岡山、松山)、スタッフは約100人に。高橋伸文さん(48)が代表取締役を務める。「3年後までに47都道府県すべてに支社を出すことが目標。全国組織だからこそ、できることがあると思います」

サービスは「企業コンシェル」と「相続コンシェル」の二つ。ファイナンシャルプランナーや相続診断士などの資格を持つスタッフが「コンシェル」となって、顧客の課題解決を支援する。「企業」は経営相談や研修会の開催、金融商品のアドバイスなどを行う。「相続」は生前相続対策、死後の整理や二次相続対策など。どちらのサービスも社内のスタッフに加えて、提携先である弁護士や税理士など約70人が集まる一般社団法人「士業の絆」の専門家がサポートする。コンシェル(担当スタッフ)と専門士業が一緒になり、窓口を一つにした”本物の”ワンストップ問題解決サービスだ。

「経営についてどの専門家に話したらいいのか分からない」「父が亡くなって、何をどうしたらいいのか」などの相談が寄せられる。
広島県出身の高橋さんは大学卒業後、JTBに入社。高松支店への勤務で、香川にやってきた。法人営業を中心に13年勤め、多くの経験と人脈を手に入れて畑違いの生命保険業界へ転職。ジブラルタ生命でも常に全国トップクラスの成績を10年続け、生命保険金融のプロが集まる世界的な組織「MDRT」では日本会の分会長を務めたこともある。

生命保険業界に身を置くうちに、様々な気づきがあった。それは「営業スタッフの早期離職率の高さや、新規顧客開拓でのお客様の業界に対する嫌悪感。生活のセイフティーネットであり、万が一の時に金銭的な大きな役割を担っている大切で高価なものにもかかわらず、商品についてあまり知られていないと感じました」

旅行と生保の業界での経験をもとに、世の中になく本当に顧客に必要とされ「ありがとう」と言ってもらえるコンサルタント会社を作りたい―。フラットな立場で新しい仕組みを取り入れ、会社を設立した。営業スタッフの出社を義務付けておらず、ノルマもない。大事にしているのは「利他の精神」。顧客からの「ありがとう」が聞けるかどうかが重要だ。
ワンストップで顧客の悩みを解決するエンゲージメントの仕組みを、世の中のスタンダードにしたいという高橋さん。「悩みの解決ならエンゲージメントに相談を。生活の中で、そんな会話がされるくらい定着したらうれしい。全国への進出はゴールではなく、スタートだと考えています」
顧客と深くつながり、相手の幸せを思うことにより 大きな相乗効果を生むというマーケティング用語から社名を付けた。 ロゴには営業、士業、顧客の3つが合わさって一つになるという意味を込めた

顧客と深くつながり、相手の幸せを思うことにより
大きな相乗効果を生むというマーケティング用語から社名を付けた。
ロゴには営業、士業、顧客の3つが合わさって一つになるという意味を込めた

鎌田 佳子

高橋 伸文|たかはし のぶふみ

略歴
1972年 広島県生まれ
1997年 拓殖大学 卒業
JTB、ジブラルタ生命を経て
2019年 ENGAGEMENT株式会社 代表取締役 就任    

ENGAGEMENT(エンゲージメント)株式会社

住所
香川県高松市桜町2‐15‐41 2F
代表電話番号
087・873・2230
事業内容
コンサルティング
地図
URL
https://eggm.co.jp/
確認日
2020.10.05

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