左:チップ製造課 課長 合田 英司さん(三豊工業高校出身)
右:加工ボード課 係長 中濵 利哉さん(尽誠学園高校出身)
同社では、製品の品質向上と従業員の安全衛生意識の徹底に力を入れている。安全衛生への意識を高めるためには、一人ひとりのレベルアップも重要だ。そこで、業務に必要なスキルを洗い出し、従業員の習熟度や課題が確認できる「力量マップ」を活用。各工程のグループ長の評価に基づいて一人ひとりが目標を策定する。目標を達成すれば昇格査定にも反映されるため、従業員のモチベーションアップにもつながっている。今年はこの力量マップがブラッシュアップされ、全員共通だった項目の一部を部署ごとの作業内容に沿った内容に改定。これまで以上に個々の目標を明確化しやすくなった。
そのほか、現場の従業員を直接指導する立場にあるグループ長や現場監督者を教育する「RSTトレーナー」の育成にも取り組んでいる。毎年1人ずつ、最終的には職長クラスの従業員全員が資格を取得することで、会社全体の知識の底上げを図る。より安全で働きやすい職場環境を築くことが狙いだ。
業務内容を教えてください。
中濵 パーティクルボードに化粧シートを貼るなどの二次工程を担当しています。指導者としてライン全体に目を配り、品質向上や効率化に向けた改善を心がけています。
また、入社6カ月以内の従業員を対象にした新人社員研修も担当しています。一方的に教えるのではなく、問いかけやグループディスカッションなどを通して意見を拾い上げながら進めています。当社は勤続年数や能力に応じた教育体制が組まれているので、意欲的にキャリアアップしてほしいと思います。
新しい挑戦について教えてください。
合田 3年前からLINEWORKSを活用して社員目線での気付きや提案を投稿してもらっていますが、最初はやらされている感のあった従業員も、継続するうちに気付きを行動に移せる人が増えてきました。さらに今年は改善を加え、個々に投稿していた改善提案を部署ごとに集まって全員が意見を出し合い「部の意見」として投稿するスタイルに変更。全員参加型になったことで、連帯感や責任感が生まれより意識が高まったように感じます。
仕事において大切にしていることは何ですか。
中濵 個々の技術や知識を磨くことはもちろんですが、全体のチームワークを大切にしています。敷地内に完成したばかりの建物は、休憩室と会議室を兼ねています。敷地が東京ドーム3個半ほどあるので、部署が違うと普段は顔を合わせることのない従業員も多いんですが、みんなが集える場所が増えたことで、新たなコミュニケーションが生まれることを期待しています。
◆キーワード
安全衛生活動
有限会社篠原林業
- 住所
- 香川県三豊市詫間町詫間2102-4
- 代表電話番号
- 0875-83-5045
- 設立
- 昭和43年
- 社員数
- 92 (男性 86人、女性6人) うち正社員以外 2人
- 事業内容
- 住宅廃材などを原材料とするパーティクルボードの製造・加工及び出荷業務
- 地図
- 確認日
- 2024.11.21
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