「1年生になったら~友達100人できるかな~♪」っていう歌知ってるよね。友達100人いると、どんないいことがあるんだろうね。
小学校はみんなにとっては、冒険に行くようなもの。冒険って楽しいけど、ちょっと怖いよね。次に何が起こるかわからない。初めてのことばっかりだから。蛇が出るかもしれないし、川があって渡れないかもしれないし、真っ暗な洞窟に入るかもしれない。おなかがすいて歩けなくなるかもしれない。1人では不安で動けなくなってしまうかもしれない。そんな時に一緒に冒険している仲間が「俺、蛇怖くないから追い払うよ」「私、泳ぐの得意だから向こうに行って様子を見てくるよ」と得意なことや好きなことで助けてくれる。100人いれば、どんな敵が来ても、大変なことが起こっても、「それ、私得意!」って人が必ずいる。そしたら「今度は何が起こるかな?誰の力が使えるかな?」ってワクワクしながら前に進める。
仲間の中に6年生の子、60歳のお母さん、外国人の友達がいたらもっと強いチームが作れる。1人で全部は無理だから。いろんな人にいっぱい助けてもらって、教えてもらおう。いろんな人をいっぱい助けて、いっぱい教えてあげよう。自分とは違う子とどんどん仲間になっていこう。自分のやりたいことがなんでもできるようになる。
でもね。「あんまり友達になりたくないな」って子も出てくると思うの。そんな時はそっと離れてもいい。絶対やっちゃダメなことは「あの子嫌いなんだよね」って他の子もその子を嫌いにさせてしまうこと。その子がかわいそうだからダメというより、自分が困ったことになるからやめた方がいい。
友達100人の中でその子を嫌いな子と好きな子のグループができるでしょ。そうすると100あった力が半分になる。さらにみんなが「あの子嫌い」って誰かを仲間外れにしようとすると、どんどん友達が少なくなってパワーが減って、自分が困った時に誰も助けてくれなくなる。みんなの得意技を生かして一緒にできることをどんどん増やしてください。
ビジネスでは「ダイバーシティ&インクルージョン」と昨今いわれているが、大切なことは子どもの世界でも大人の世界でも同じだと思う。
株式会社 新閃力 代表取締役社長 尾崎 えり子
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