ゴルフと書道 集中して心も体も軽く

日本たばこ産業 四国支店長 中島 毅さん

Interview

2014.02.06

昨年の4月に着任。これまで長崎、福岡、東京、鹿児島、栃木と勤務してきた。中でも東京勤務は23年と長い。大学卒業までは、地元の佐賀で過ごした。学生時代はバドミントンやテニスを楽しんだが、今は専らゴルフ。「四国のコースは、気持ちの良いところが多いですね」

大学時代は書道部

大学4年間は、書道部に所属した。「墨のかすれ具合やスペースを使って、文字の響きを表したいと思っています。人それぞれの表現が好きですね」。墨をすって、畳一枚分ほどの用紙に向かう。筆は、馬毛や羊毛が一般的だそうだが、ホロホロ鳥の羽を好んで使う。面白い文字が書けるのだとか。

「墨の香りに包まれ、頭をからっぽにして集中する。そういう時間が必要なのかもしれません。ゴルフも同じですね。ただ、ゴルフに使う時間の方が長いですが」

ゴルフは、上司の誘いで40歳のときに始めた。毎年目標を立てて挑戦している。「サラリーマンゴルファーとしては、70台で回ることも目標の一つにしています」。最近は、妻にもゴルフを勧めている。「共通の趣味を持って人生を過ごしたいですね」

もう少し時間ができれば、挑戦してみたいのは陶芸。「書道もそうですが、この世に一つしかない作品を生み出すことが面白そうですね。スポーツも芸術も、鑑賞するより演じる方に興味があります」

変化に耐えられる強さを

「情報」という言葉は、「情けに報いる」と書く。30代のとき、上司からそう言われたことが心に残っている。「メッセージに込められた人の思いをくみ取れと、教えてくれましたね。コミュニケーションには頭だけでなく心も必要だということでしょう」

これまでの仕事で印象的だったのは、「タスポ」が導入されたときのこと。未成年の喫煙防止を強化するため、自動販売機でたばこを購入するには「成人識別ICカード」が必要となった。中島さんは、タスポ普及のためのプロジェクトに携わった。

「制度の改革や自然災害など、想定しない環境の変化はいつでも起こりえます。目指すのは、変化に耐えられる強い組織。それには社員一人一人の成長が欠かせませんね。個人が成果を上げ、チームに貢献し、結束力を高めることが必要です」

中島 毅 | なかしま たけし

略歴
1960年12月19日 佐賀市生まれ
1983年3月 佐賀大学経済学部 卒業
1983年4月 日本専売公社(現・日本たばこ産業株式会社)入社
2000年4月 物流部調査役
2004年7月 たばこ事業本部 営業統括部次長
2006年7月 流通企画部次長
2008年10月 M&Sグループ戦略担当部長
2009年7月 鹿児島支店長
2011年10月 宇都宮支店長
2013年4月 四国支店長

日本たばこ産業株式会社

確認日
2014.02.06

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