日課のウォーキングで健康維持

四国生産性本部 専務理事 宇都宮 靖宏さん

Interview

2013.12.19

「高松での生活がすっかり長くなりましたね。住むならやっぱり、四国がいいですね」。愛媛県出身で、地元・四国で就職したいと四国電力に入社。2011年から、四国生産性本部へ出向となった。

念願の四国暮らし

入社後、2年間は愛媛での勤務だったが、それ以降高松の本店勤務が長い。「高速道路が開通していないころは、里帰りするにも、高松から西予の実家までは車で6時間かかりました」。それでも、念願の四国暮らし。愛媛での生活と同じくらい、高松での暮らしも居心地良く感じた。それは今も変わらない。

「もともとスポーツをするのが好きでしたが、最近ではもっぱらウオーキングです」。中学・高校は剣道部、四国電力入社後は社内のラグビーやソフトボールの同好会で汗を流した。「子どもが小学生になってからは、一緒に野球の練習にも参加しました。今は、テレビで観戦する方に専念しています。筋書きのないドラマに胸が熱くなりますね」

ウオーキングを始めたきっかけは、50歳のときの健康診断だ。妻と一緒に栄養指導を受けてから、食事に気をつけ、積極的に歩くようにした。通勤の往復で1時間、昼休みに30分。すると、半年で15キロの減量に成功。それ以降も1日1万歩を目安に歩いている。万歩計は必需品だ。

松山支店時代は、道後公園や松山城とお堀の周辺をよく歩いた。「気持ちのいい場所を歩くようにしています」。休日は、コースを決めずに歩く。「違う道を歩けば、新しい発見があるので好きですね。素敵な飲食店を見つけて、後日、家内と二人で出掛ける楽しみもできます」

西宮にいる長男の家族とたまに過ごすのも、休日の楽しみ。2歳の孫娘は、目に入れても痛くない存在だ。「子どもは息子2人だったので、また違う可愛さです。孫と遊ぶ時間はとても良いですね」

いつかは花開く

企業の生産性向上に向けて、各種セミナーや交流事業を年間60回ほど行っている生産性本部。「フレッシュマン研修など階層別教育は、参加企業からも好評を得ており、社内教育とは異なる役割を果たしていると思います。多くの人に体験してもらいたい」

セミナーは、新入社員にとっては社会人としてのマナーを学ぶ場、中堅社員には忘れがちなビジネスの基本について再確認できる機会となる。「違う職種の人と出会うことで、新たな気づきや反省が生まれます。私がいつもお伝えしているのは、『初心忘るべからず』です。どんな企業や部署でも、報告・連絡・相談の『ホウレンソウ』が大切なのは、いつの時代も変わらないと思います」

好きな言葉は「念ずれば花開く」。一生懸命やっていれば誰かが見ていてくれると思うことで、頑張ってこられた。「新人のころは、会社の業務の一部しか分かりません。目の前の仕事を積み重ねて、やっと全体像が把握できるものです。投げ出さずに取り組めば道は開けると、若い人に伝えたいですね」

宇都宮 靖宏 | うつのみや やすひろ

略歴
1953年6月21日 愛媛県西予市生まれ
1977年3月 大阪大学経済学部 卒業
1977年4月 四国電力株式会社 入社
1996年3月 企画部企画課長
1999年3月 広報部広報課長
2002年3月 松山支店総務部長
2004年6月 宇和島支店長
2006年6月 経営企画部調査役
2009年6月 広報部長
2011年6月 四国生産性本部 出向

四国生産性本部

確認日
2013.12.19

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