平成から令和へ 建設業の未来を語る

四国クリエイト協会

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2019.04.20

四国クリエイト協会の工藤建夫理事長

四国クリエイト協会の工藤建夫理事長

4月20日、四国クリエイト協会が「四国の夢プロジェクト シンポジウム」を開催し、建設業関係者250人が参加した。四国の夢プロジェクトは、50年、100年先に「あったらいいな」というアイデアを、小学生から大人までを対象に昨夏募集したもの。

同協会の工藤建夫理事長は開会のあいさつで「早明浦ダムや瀬戸大橋は先人たちの壮大な企画のもとに完成しました。四国の夢プロジェクトでは、新しい時代に向けて、様々なアイデアを多くの人が応募してくれた。平成の約30年間で作り上げた社会資本整備を令和の時代にも生かせたら」と話した。
四国地方整備局の平井秀輝局長

四国地方整備局の平井秀輝局長

四国地方整備局の平井秀輝局長は「平成の30年 四国のインフラ整備を振り返る」と題して講演。インフラ整備の歴史に加えて、渇水や高潮などの出来事、AIやIoTといった技術の進展にも触れながら「社会の構造や情勢の変化を踏まえつつ平成の教訓を生かす。『公共事業は理にかない、情にかない、法にかなわなければならない』という言葉があります。社会資本整備に携わるには、この理・情・法を追求する愚直さが必要」だと語った。

パネルディスカッションは、四国の夢プロジェクトの高校・大学・一般の部で最優秀賞を受賞した高川裕美さんをはじめ、香川大学創造工学部の長谷川修一学部長など7人が「平成から次の時代へ 四国の未来を描く」をテーマに話した。南海トラフ地震などの災害への備えや人口減少といった四国が抱える課題に、どのように対応していくのか。四国新幹線の実現やAI、IoTを活用したまちづくりなど産・学・官それぞれの立場から提言があった。

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