近隣飲食店も巻き込み、活性図る

WeBase高松

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2020.06.17

感染症流行以前は、ビジネス利用の宿泊客が多かったというWeBase高松。3~5月の宿泊客数は激減。雇用を継続しながら、地域にも貢献できることを考え、従業員によるマスクの手作りと寄贈、献血、コワーキングスペースco‐ba takamatsuとの連携で飲食店支援をするなどしてきた。

緊急事態宣言の解除を受け、5月28・29・30日には、香川県在住者を対象に、各日2名50組を無料で宿泊招待した。このプランは、地域住民に感謝の思いを表すとともに、春に入社したスタッフの接客を経験する機会になればと、総支配人の渡邉幸雄さんが考えた。受付開始から4日で定員に達した。1室2名までということもあり、夫婦で訪れる人が多く「県内に住んでいても、普段はなかなか出掛けないようなところに行けた」という声が寄せられた。
植本有香さん。WeBase特性のマスクを付けて

植本有香さん。WeBase特性のマスクを付けて

4月に入社した植本有香さんは「お客様には、旅行気分を楽しんでいただけたようです。県内の方に、WeBaseを知っていただく良い機会にもなったと思います。泊まるだけではなく、地域を丸ごと楽しめる仕組みを作っていきたいですね」と話す。夏休みに向けて、親子工作教室や外国語講座などを企画していたが、実施は今のところ未定だ。

渡邉さんは「お客様は来年ごろには、以前と同じくらいまで戻るのでは。宿泊が増えれば周辺施設でも消費が増え、まちに活気が出る。飲食店や観光施設、交通機関と共同でプランを考えていきたい」という。6月1日には、飲食店3軒で使える3,300円のチケット付き宿泊プラン「街ぐるぐるめプラン」を発売。各店舗がお得な「ちょい飲みセット」を1,100円で用意している。ちょい飲みセットで3軒「はしご」や、1軒で3,300円分飲むなど使い方は自由。12月31日まで販売予定だ。渡邉さんは「ビジネスでも観光でも、食は旅の楽しみの一つ。引き続き、飲食店を応援していきたい」と話している。

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