国内旅行の受け皿としてPR

あなぶきエンタープライズ

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2020.06.17

あなぶきエンタープライズは、香川県内で高松国際ホテル、リーガホテルゼスト高松、ロイヤルパークホテル、チサングランド、琴平パークホテル、クアパーク津田の6つの宿泊施設を運営。このうち、観光目的での利用が多いロイヤルパークホテルとクアパーク津田は、4月下旬から6月中旬まで休業。チサングランドは、新型コロナウイルス感染症の無症状者と軽症者のための宿泊療養施設として、7月末まで県に貸し出している。

そのほかの施設は、コロナ渦以前はビジネス目的での宿泊や宴会利用が多かった。2月から宿泊キャンセル、3月から宴会キャンセルが増え始めた。新しい取り組みとして緊急事態宣言下は、高松国際ホテルでカレーライスをドライブスルー方式で販売。リーガホテルゼスト高松ではお弁当のテイクアウト販売を実施した。カレーは多い時では1日200食を売り上げたという。

同社のホテル事業部長の島田裕之さんは「ウェブ会議などリモートワークの浸透で、ビジネス目的の利用はコロナ禍以前には戻らないと考えています。インバウンドのお客様が戻ってくるには半年から1年かかるのでは。海外旅行ができない分、国内旅行の需要が増えると思います。ピンチはチャンスと考えて、新しい取り組みをしていきたい」と話す。国内で長期旅行を考えたとき、四国を目的地に選ぶ人が多いのではとの期待もある。

ここ数年、インバウンドの需要増を踏まえて、高松国際ホテル、リーガホテルゼスト高松、琴平パークホテルなどの客室を改修していた。ハード面でのメンテナンスが行き届いていることと、複数の施設でマルチタスクをこなせるスタッフが揃っていることが同社の特長だという。レストランや宴会場では座席数を減らし、料理の提供方法も接触頻度が少なく十分な距離が取れるように変更。感染防止に努めつつ、国内旅行の受け皿としてPRしていく。

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