
いわゆる婚礼家具と呼ばれる商品が昔ほど売れなくなり、家具の通販も台頭。リニューアルは、時代の変化の中で生き残りをかけ模索した結果でもある。
扱う商品も時代とともに変わってきたが、ミゾブチ家具時代からの「いいものを長く使ってもらいたい」という理念は変わっていない。家具は、家族のように年月を重ねながら歴史を刻んでいくもの。たとえテーブルに傷がついたとしても、削り直してきれいにして使うことができる。何十年か経った時「この傷はあの時の・・・」と笑って話せるかもしれない。「家族の心地よい空間をつくる、そして持つことで満足感があるような家具をこれからも提案していきたい」

オリジナルの学習机
「子どものころにこれを使えば、本や身の回りのものを片付ける習慣がつくと思います。また、使ってくれた子どもたちの中に、ものを長く大切に使おうという気持ちが育ってくれたらいいですね」

展示会を開催予定の
「モロッコ絨毯(じゅうたん)」
本当の価値を分かって買った商品は大事にしてもらえる。そのため、家具をはじめインテリア小物の展示会やイベントも定期的に開催して、商品のよさを伝えている。「お客さんが『この家具はcrasで買ったんだ』と自慢できるようなお店にしたいですね」(石川恭子)
(※1)薄くスライスした突板や合成樹脂接着剤で成形した板を使ったものではなく、自然に育った天然の木を使った木材
(※2)木を組む方法の一つ。凸と凹の木を組み合わせる際、凸の先端部分が広くなるように台形に加工して凹の木と組み合わせる方法。引く力に対して強い
溝渕 弘起 | みぞぶち ひろき
- 1964年11月 高松市生まれ
1983年 3月 高松第一高校 卒業
1988年 3月 日本大学管理工学科 卒業
1988年 4月 堀江家具 入社
1992年 2月 ミゾブチ家具 入社
2003年 1月 代表取締役社長
- 写真
cras(株式会社ミゾブチ家具)
- 所在地
- 高松市香川町浅野1306-5
TEL 087・879・7111 - 事業概要
- リビング家具、ダイニング家具、学習机
キッチン・インテリア小物などの販売
ラグの輸入・販売 - 資本金
- 1000万円
- 従業員
- 5人
- 地図
- URL
- http://www.cras-m.jp/
- 確認日
- 2018.01.04
おすすめ記事
-
2019.05.02
ブランド化で農業のイメージを変える
畔家 片岡 雅喜さん
-
2009.11.05
家庭の中で使える本来の漆器をコーディネートしたい。
漆器 山富 常務取締役 山下 芳伸さん
-
2016.11.17
木と人つなぐ コーディネーター
山一木材 KITOKURAS ディレクター 熊谷 有記さん
-
2024.06.20
「オリーブサーモン」の成長不良魚
有効活用に向けレトルト商品づくり -
2020.03.05
愛されるブランドであり続けるために
コカ・コーラ ボトラーズジャパン四国地区統括部長 宇野寿重さん
-
2019.11.07
付加価値を高くして、販路が広がった
オリーブ車海老 仁尾産商
-
2019.05.16
いい採用のポイントは「ギャップ解消」にあった
ビジネス香川編集室
-
2010.08.05
品質最高+「機能はそこそこ」
レクザムの世界ブランド戦略レクザム 取締役副社長 住田 博幸さん
-
2013.06.06
新しい職場の仲間と ハーフマラソン出場目指す
サントリーフーズ 中国・四国支社 四国支店長 大西 和浩さん
-
2017.11.16
与太話まかりとおる
四国なんでも88箇所巡礼推進協議会会長 佐藤 哲也
-
2018.09.06
ブランド化で品質と取引価格が上がる 小豆島島鱧(しまはも)
四海(しかい)漁協