
地域資源を新たな価値に変える飲食店を目指し、「地域のヒカリ」をコンセプトに2019年秋からプロジェクトをスタート。地域の課題であり資源でもある空き家となった古民家に、日本の大衆食文化である焼き鳥をメインとする居酒屋を掛け合わせ、和の落ち着きのあるモダンな空間で、気軽にお酒や食事を楽しめるお店に設計したという。店舗は、三豊市高瀬町の築150年の古民家をリノベーションしたもの。夜は居酒屋、昼はラーメン店として営業する。
店名の「くうかい」は、香川県善通寺市生まれの弘法大師・空海と、「食べてみる?」を意味する「食うかい?」から付けた。焼き鳥は、店内で一本一本串打ちし、備長炭で焼き上げる。居酒屋では三豊市財田町のお米を使った釜飯や、カツオの藁焼きなども提供する。昼に提供するラーメンは、小豆島のヤマロク、タケサン、マルキンの3つの醤油蔵の醤油をブレンドした「醤(ひしお)ラーメン」。小豆島と宇多津の塩や、伊吹いりこも使う。醤ラーメンはすっきりとした「空(くう)」と、コクのある「海(かい)」の2種類を用意。
同社の代表を務める佐々木健仁さんは香川大学出身。学生時代のアルバイトで飲食業の楽しさを知ったといい、くうかいを「地域から愛されるお店にしたい」と話す。
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