
・せっかくセットした髪型が崩れる
・着用する習慣がない
・安全運転していれば大丈夫、必要ない
・駐輪場での置き場所に困る
・格好悪い…
などなど、着用しない(したくない)理由は様々でしょう。しかし、なぜ「努力義務」になったかを考えてみてください。13歳未満の自転車利用者には、08年に保護者に対してヘルメットを着用させる努力義務が課されています。それが今年全年齢に拡大しました。それは「自転車利用者の事故による死者や重傷者を減らす」ことが目的です。警視庁によると、自転車に乗っていた人が事故で亡くなる割合は、ヘルメット着用の有無で2.6倍もの差があったと報告されています。それでも「着用しない(したくない)理由」を優先して自転車に乗りますか?それとも「自分の命は自分で守る」ためにもヘルメットを着用しますか?
防災の考え方の一つに【一日前プロジェクト】というものがあります。「災害の一日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか」という問いかけです。家具が倒れてくるのが分かっていれば…、家族と連絡がと連絡なることが分かっていれば…、食事やトイレに不自由することが分かっていれば…。私たちは、多くの災害経験者の体験談を見聞きすることができます。それらを自分にも起こることと考えて備えてください。
昨日の朝見送った時に「ヘルメット被ってね」と渡せばよかった…、災害に備えておけばよかった…と後悔しないように、事前の備えと自分の事として考えてみてください。
髙橋 真里 | たかはし まり
- 略歴
- 1975年 さぬき市生まれ
1993年 津田高校 卒業
1997年 徳島文理大学音楽学部 卒業
2004年 台風16号高潮水害 高松水害ボランティアセンター運営
2006年 防災士養成講座受講
2011年 東日本大震災支援の日本赤十字社本社ボランティアセンター運営に関わる
2016年 香川大学学生を引率し、熊本地震ボランティア活動に参加
2017年 香川県多度津町水害 災害ボランティアセンター運営支援
2019年 西予市災害救護ボランティアセンター運営支援
西予市・宇和島市支援活動(継続中)
香川大学 四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構地域強靭化研究センター・技術補佐員、香川県防災士会事務局長、赤十字防災ボランティアリーダー、防災ボランティア活動も継続的に行う。
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