感じること、そして共感し、ともに成長する

香川県教育委員会 教育長 淀谷 圭三郎

column

2023.10.05

こみ上げてくる感情、感動をぐっとこらえていました。

7月29日、第47回全国高等学校総合文化祭「2023かごしま総文」の総合開会式の開催地発表が終わった際の私の感情。鹿児島で生きる高校生たちが、逆境の中でも風土や歴史に触れることでたくましく成長し、多くの仲間たちとともに未来に羽ばたこうとするストーリーが演劇仕立てで披露された。少し離れた席で、「よくやった」という雰囲気をかもし出しながら拍手し、涙ぐむ女性。この発表を指導された先生だなと思いながら、もらい泣きしそうになった。同時に、再来年の2025年、香川県で開催される「かがわ総文祭2025」では、どんなパフォーマンスを見せてくれるのかと思いを巡らせ、一緒に鹿児島まで行っていた香川の生徒実行委員会の皆さんの堂々としたパレードを見て心強く感じた。

今年4月の教育長就任以降、多くの子どもたちの日常の一端、練習の成果などに触れさせていただき、その活動や試合を拝見し、それを支える先生方の姿を見ながら、これまでの努力や真心に思いをはせると、心が揺さぶられている自分に気付く。4月、7月の小豆島みんなの支援学校の入学式・開校式。5月の丸亀支援学校、高瀬中学校夜間学級、6月の香川県高校総体、8月の全国中学校体育大会。緊張感いっぱいの子どもたちの顔、真剣、ひたむきな生徒の闘志、膝を曲げ目線を合わせて子どもたちに笑顔で向き合う先生、周到に準備された試合会場と運営……様々な場面を間近に見ることができた。どのシーンも心に鮮明に残り、頑張ったな、もうひと息頑張れ、ドンマイ等々、心の中で応援しながら自らを省み、彼らの姿勢に学ぶことが多いと感じる。

これからの時代、予測困難な社会の変化に主体的に関わり、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え、自らの可能性を発揮していく力が大切になる。教育分野だけでなく、あらゆる場面で他者への思いやりと想像力を持ちながら感じること、そして共感し、ともに成長できれば良いのではないかと思っている。

香川県教育委員会 教育長 淀谷 圭三郎

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香川県教育委員会 教育長 淀谷 圭三郎

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