卸業、通販事業のノウハウを活かし
スイーツを通じた地域活性を

本気モード

Cha✕Cha

2023.11.27

写真左より 菓子製造 圖子裕己さん(尽誠学園高校出身) 菓子製造 安藤由香さん(笠田高校出身)

写真左より 菓子製造 圖子裕己さん(尽誠学園高校出身)
菓子製造 安藤由香さん(笠田高校出身)

経済活動や文化活動を通して街おこし、街づくりを進める地域活性化。活性化を進めるためには、地域の住民や行政と一緒に課題を解決していく地元企業の力が必要だ。

食品卸や食品関係の企業へのコンサル業、通販事業などを手掛ける「本気モード」はスイーツ製造企業へのコンサルティングを行っていた縁から自社でスイーツ製造事業を開始。スイーツでの地域活性化を目指している。

現在、三豊市の旧大浜小学校跡地に建物を活かしたスイーツ製造工場「大浜スイーツアカデミー」を設置。製造に携わるスタッフを年齢に関係なく広く地域から募ることで雇用を創出する。高齢者など工場まで来られない人には、自宅でできるパッケージ作業などを依頼するほか、スイーツには三豊市で採れたフルーツを積極的に使う。将来的には敷地内に農園をつくって材料から自分たちが携わった商品を世に出したいと考えている。

スイーツの販売は、マーケティング、ブランディング含め通販事業で培ったノウハウを活かしてECサイト「ぼくの玉手箱屋-」を中心に展開。実店舗は、まんのう町に続き2023年に丸亀駅前にニューヨークロールだけを販売する「十人十色」がオープンした。

商品製造を担う大浜スイーツアカデミーは、増産に向けて工場を改装中。2024年には配送センターも完成する予定だ。また、スタッフだけでなく地域の人が食堂のように利用できる施設なども検討、地域の人と交流を深めながら町に根差した拠点づくりを進める。

スイーツ製造事業を立ち上げた経緯を 教えてください。

部長・大浜スイーツアカデミー校長 新田 茜さん(坂出第一高校出身)

部長・大浜スイーツアカデミー校長
新田 茜さん(坂出第一高校出身)

【藤下】詫間に本社を置いて事業活動をする中で、何かの形で地元に貢献したいという思いがありました。その中でまず取り組みたい地域課題はやはり「雇用」でした。ただ、通販事業やコンサル業だけではなかなか解決は難しい。

そこで、製造業に参入することで雇用を生み出せるのではないかと考えました。スイーツになったのは、以前から県内スイーツ店のマーケティングや販促サポートをしていたご縁もあって。商品さえあれば、持っている販売ノウハウを活かせるとも思っていました。

【新田】工場で働く以外に、様々な形で地域の人が参加できる仕組みを考えています。家でできる仕事をお願いしたり、遠い将来かもしれませんがスタッフも地元の人も一緒にお昼が食べられるようにしたり。また、今も地元のフルーツを積極的に使っていますが、今後は新たな地域の生産者を発掘して、関係を築いていきたいです。

スイーツ事業に携わって、 仕事のおもしろさは。

取締役・戦略企画室室長 藤下 博志さん(福岡・小郡高校出身)

取締役・戦略企画室室長
藤下 博志さん(福岡・小郡高校出身)

【新田】今は製造全般から出荷まで、またスタッフのマネジメントなども行っています。新たな商品開発や今ある商品の改良のため、常に試作をしていますが、好きなスイーツの世界で仕事ができることにやりがいを感じますし、この仕事が少しでも地域の力になればと思います。

【藤下】丸亀のニューヨークロール専門店では、「今の時代に合った商品開発」「実店舗だからできる情報発信のあり方」を模索できると考えています。どうすれば、本気モードのブランド力を高められるか、地元で愛される存在になるか……考えるのはおもしろいです。

今後、力を入れたいことは何ですか。

【新田】今はまず、改装中の工場や配送拠点の完成に向けて製造体制や商品構成をどうするかといったことに力を注ぎたいと考えています。

【藤下】会社としては「2兆円企業」を本気で目指しています。とはいえ、まずは目の前のことから着実に。「少子高齢化の解決」という大きな視点から見るのではなく、人々の生活に根差した課題は何かを洗い出して優先順位を付けできることを、事業活動を通してやっていきたいと思います。

高校の時にやっておいた方がいいこと

新田さん
大人になって後悔しないように、やりたいことは躊躇せずやってほしい。経験を経るからこそ考え方も人間的にも成長できると思います。

藤下さん
志高く、行動することから物事が始まる。高校生には限りない可能性があるので、まずは行動して次の1日を変えること。

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社会貢献につながるビジネスを通して、企業の利益を上げること。社会貢献と企業の成長の両立を目指す考え方。様々な社会課題がある中で、持続可能な社会のためには事業活動を社会に価値を生むものにする必要があることから注目されるようになった。方法として、社会課題を解決する商品を生み出す、製造から配送といった流れを見直すことなどがある。社会貢献する企業姿勢は消費者からの信頼を集めるというメリットがある。

株式会社本気モード

住所
香川県三豊市詫間町松崎1743-1
代表電話番号
0875-24-8551
社員数
107人(2023年6月現在)
事業内容
通信販売(食品・釣り具・その他)、スイーツ製造業(和菓子、洋菓子)、食品小分け業、ECにおける売上支援事業、Web制作事業、ネットショップ運営代行、通販出荷代行業、食品卸売業
地図
URL
https://www.honki-mode.co.jp/
確認日
2023.11.16

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