第3回穴太(あのう)衆積み石垣技術講習会 in 庵治

TRACE合同会社

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2024.06.03

札幌市のTRACE合同会社が5月17日~19日の3日間、庵治町で「穴太衆積み石垣技術講習会」を開いた。石材業者や造園業者、石垣技術に興味を持つ人など、全国や台湾から計22人が参加した。

5世紀ごろ、石工集団「穴太衆」は、現在の滋賀県大津市に住みつき、比叡山延暦寺の修繕などを担当。織田信長は、比叡山焼き討ちの際にその堅固さを知り、安土城築城時には、穴太の石工を総動員したといわれている。その穴太衆が得意としたのが「野面(のづら)積み」という自然石を組み上げる石工術だ。

この技術の唯一の継承者といわれる穴太積み十五代目石匠・栗田純徳さんが講師を務めた。会場は、庵治石の加工で知られる三好石材深間工場。参加者らは、庵治石を使い、熊本城など全国の名城に見られる伝統技術を体験した。

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