自社の経験を生かして地域の発展をリード!

メロディ・インターナショナル CCO 尾形 優子さん

News

2026.03.05

尾形さん(左)と二ノ宮さん

尾形さん(左)と二ノ宮さん

医療機器の開発・販売を手掛けるメロディ・インターナショナル。同社は分娩監視装置のパイオニア・原量宏香川大学名誉教授らを顧問に迎え、2018年にワイヤレス/ポータブル型の『分娩監視装置iCTG』を開発。周産期の母子のリスク軽減に貢献するツールとして、世界16カ国で実証・販売している。

分娩監視装置は妊婦のお腹に装着し、胎児の心拍や子宮の収縮状態をグラフ化して、母子の健康状態をチェックするもの。従来品は据え置いて使う大型タイプで、データを取るには妊婦が病院などへ直接足を運ぶ必要があった。

しかし途上国では、分娩監視装置のある医療機関が遠い・少ない、データを読み診断を下せる産婦人科医が少ないなどの理由で運用が難しい地域も多い。母子死亡率が世界一低いとされる日本でも、産婦人科医の高齢化や後継者不足、都市部への集中は進みつつある。

尾形さんは「どんな地域でも妊娠出産にまつわるリスクを軽減したい」と考え、装置を装着した妊婦がどこにいても、クラウドサーバーを通じて医師や医療機関とデータを連携できる新たなシステムを考案。操作にはタブレットやスマートフォンを使い、ネット環境さえあれば妊婦・医師どちらも場所の制約を受けずに運用できるのが特長だ。

既にブータンやタイをはじめ現地政府機関と連携した支援実績を築いているが、25年の大阪・関西万博では、全国83企業の一社に選ばれ、中小機構の体験型パビリオン「未来航路」に出展。万博をきっかけに、導入を希望する国が一気に増えた。「中小機構のバックアップが信用につながりました」と、CIOの二ノ宮敬治さん。さらなる普及とともに、海外製造拠点の拡大にも意欲的。25年秋に医療機器メーカー・アトムメディカルグループの一員となったことも、展開力を強化しそうだ。

ユーザーの声を反映し、AIを活用した診断支援ツールやアラーム機能の追加なども検討中。「要望が増えたのは使ってもらえている証、とてもうれしい。今後もユーザーの主体的な運用をサポートし、一緒に課題を解決したい」と語る尾形さんは、さまざまな支援メニューを活用して地域の発展に貢献する経営者・支援機関として中小機構から委嘱された「中小企業応援士」の一人でもある。「医療機器の開発はハードルが高いもの。中小企業応援士として、香川のものづくり企業に私たちのノウハウが役立つなら、いつでも共有したい」と語っている。

メロディ・インターナショナル株式会社

住所
香川県高松市林町2217-44 ネクスト香川304
代表電話番号
087-813-7362
設立
平成27年7月27日
事業内容
遠隔医療サービスにかかるプラットフォームと医療機器の製造、開発および販売
地図
URL
https://melody.international/
確認日
2026.03.05

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
債務整理のとびら 離婚のカタチ 交通事故の羅針盤 メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ