商品力を守り高めるオーダーメイドのパッケージ

OPP防曇フィルム/株式会社牧包装

Topic

2023.02.16

小売店の棚に並ぶ野菜や果物、生花、パン、お菓子、雑貨といった商品は、透明のフィルムパッケージに入っているものが多い。見た目の美しさだけでなく、中身の鮮度や品質をきちんと守る性能や「中身を見せる」ことを重視したデザイン性も求められる包装だ。

牧包装は、包む対象の性質と形態に合わせたオーダーメイドのフィルム包装を得意とし、全国流通する量産品から個人名を刷り込んだ小ロットまで幅広く対応する。「どんな時でも・どんなニーズにも応えられる柔軟性が当社の強み」と、代表取締役社長の牧幹夫さん。農作物の場合は天候次第で流通量が大きく変わり、それに伴って包装の納期や量も変動する。コロナ禍で店頭の個包装が増えたり、野菜の価格高騰でカット売りが増えたりといった市場の動向を受けて、急な量産に追われることも少なくないという。

そんな中で安定した多品種・短納期のサービスを支えるのは、デザイン・印刷・スリッター・製袋まで自社一貫で行える体制と、国内トップクラスの設備力だ。特に設備投資には早くから力を入れており、国内1号機も数多い。フィルム・機械メーカーと連携して新商品を開発することも多く、営業担当が直接ヒアリングしたユーザーの声を踏まえ、現場での使い勝手まで徹底して試行錯誤する。「最近は脱プラスチックの動きを受けて植物由来の素材や減量化のニーズが増加。現在主力の20ミクロン厚よりさらに薄く、使いやすいフィルムをテストしているところです」と牧さん。

近年は通年で安定した工場野菜市場への提案を強化しつつ、新たなニーズ開拓のための情報収集に力を入れている。ビジネスを全国に展開する一方、22年度は三豊ライオンズクラブの会長として地域貢献活動にも取り組んだ牧さんは、「今後もこの地に根差して、次の展開を見すえていきたい」と語る。

株式会社牧包装

住所
香川県三豊市豊中町下高野1123番地1
代表電話番号
0875-62-2255
設立
昭和39年5月
社員数
85名
事業内容
印刷製袋加工販売
地図
URL
https://www.makipack.co.jp/
確認日
2023.02.16

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