アイデアや技術で 地元企業に貢献

香川高等専門学校

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2018.05.03

「ものづくり愛好会」のメンバーが 手にする研究ノートは 「友だちにも見せない」大切な財産

「ものづくり愛好会」のメンバーが
手にする研究ノートは
「友だちにも見せない」大切な財産

高松工業高等専門学校(1962年設立)と詫間電波工業高等専門学校(1949年設立)を統合して、2009年10月に設立。高松キャンパスは創造基礎工学系の4科、詫間キャンパスは電子情報通信工学系の3科、合計7科と2つの専攻科がある。本科は5年間の一環教育、その後2年間専攻科で学ぶことで学士号を取得できる。優秀な技術者を育成する教育の一環として、校内ではさまざまな「発明コンテスト」を実施。発明したアイデアや技術を地元企業に還元することで、地域貢献を行っている。

発明や研究成果は実際に特許出願し、知的財産権について学ぶ「知財教育」にも力を入れている。2008年に立ち上がった電子システム工学科の「ものづくり愛好会」では、これまでにのべ45人が12件の特許を取得。学年の違う学生がチームを組んで発明や研究、申請書の作成に携わることで、ノウハウは確実に下級生へと引き継がれていくという。

「ここでの成功体験は必ず将来役に立つ。最終目標は特許の技術をものづくりに生かし、研究成果を論文にまとめて学外へ発表すること」と担当の天造秀樹先生は話す。

德武詩穂さん(電子システム工学科4年)はオウムに言葉を覚えさせる自動訓練装置をチームで発明。現在特許申請中で、審査が通れば自身2つめの特許になるという。留学や国際学会の経験を持つ國見友亮さん(専攻科1年)は「論文やプレゼンテーションに英語力は必須。将来は希望の大学院で研究を続けたい」と目を輝かせる。

香川高等専門学校

住所
高松キャンパス
 高松市勅使町355
 TEL:087-869-3811
詫間キャンパス
 三豊市詫間町香田551
 TEL:0875-83-8506
設立
2009年
学生数
両キャンパス合計:
 本科1454人、
 専攻科108人(2018年4月)
地図
URL
http://www.kagawa-nct.ac.jp/
確認日
2018.05.03

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