安心感がお客様への 一番のサービス

住友生命高松支社 支社長 堀 一代さん

Interview

2018.09.06

四国で初めて、全国でも5人しかいない女性支社長として目の前に現れたのは、ほんわかした印象の女性。「私は、バリバリ働いて常に成績トップクラスというタイプではないんです。昔は先輩に『もっと積極的に』とよく言われていました」

営業職員として入社した当初は企業をまわり、そこで働く従業員に保険を提案した。会社から割り当てられた企業については、一定期間で結果を出さないと担当を交代させられる厳しい世界。「せっかく私を信頼してご加入いただいたのに、いなくなったらお客様に迷惑が掛かります」。何かあった時、連絡したら遠くにいてもすぐ手続きしてもらえるという安心感こそが一番のサービス。だから担当者であり続けるために頑張ろう―というのが仕事のモチベーションだったという。

東京勤務時代、結婚を機に加入してくれた家族を訪ねると、生まれたばかりの赤ちゃんがいた。異動で京都勤務になった後、「あの時の息子が結婚するから、ぜひ堀さんに保険を考えてほしい」と連絡があった。「電話では伝わりづらいので、東京に会いに行きました。長くお付き合いしていただけるのは、本当に嬉しい。この仕事の醍醐味ですね」

高松が初めての単身赴任

支社長就任を打診された時、一度は自信がないと答えた。しかし、京都で営業部長をしていた自分は、部下たちに「所長になりましょう」と勧めて、 相手が尻込みした場合「やってみないと分からないよ」と話していた。「人にはチャレンジしようというのに、自分のこととなると自信がないという志の低い上司では、部下のみなさんに申し訳ないと思いました」

知らない土地で、初めての単身赴任。仕事上お付き合いする人も経営者が多く、不安だった。「経営者のみなさんに、仕事のことや高松のことなど、いろいろ教えていただいています。高松は優しい方が多いですね」
旅先で大好きなカエルと

旅先で大好きなカエルと

休日は、お付き合いも兼ねてゴルフに出かけることもある。甘いものが好きで、あん餅雑煮も食べに出かけた。観光地は栗林公園しか行っていないので、今度はこんぴらさんに行きたいと思っている。

「これといった趣味はないんですが、昔からカエルのグッズを集めています」。支社長室にもさりげなくカエルのぬいぐるみが置いてある。「気軽に入ってもらえるように部屋をかわいく―。意見を言いやすい雰囲気を作ろうと思って」

支社長として

支社長室はやわらかい雰囲気

支社長室はやわらかい雰囲気

支社長の役割は、きちんとしたサービスを提供すること。営業職員さんが仕事をしやすいよう環境を整えること。逆風が吹いたとしてもみんなで工夫して乗り越える強い組織をつくることだと考えている。

「支社長というのはただの職責で、私という人間が偉いわけじゃない。支社にいる人たちの支えがあるからやっていける。だからこそ悩みを共有し、しっかりコミュニケーションしながら進んでいきたいと思います」(石川 恭子)

堀 一代 | ほり かずよ

1963年 福井県生まれ
1982年 大阪府立豊島高校 卒業
1987年 住友生命東京すみれい 入社
1989年 住友生命大阪すみれい 異動
1994年 住友生命京都すみれい 異動
2003年 京都支社京都さくら支所長
2004年 京都支社京都さくら支部長
2014年 近畿北陸育成室 神戸育成センター長
2016年 京都支社 京都南営業部長
2018年 高松支社長

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