
先入観持たず働く
営業活動で大切なのは「大丈夫だろう」「だめかもしれない」といった先入観を持たないことだと言う。「行ってみないと分かりません。困った時はひたすら回り続けていましたね。そうすると成果が出ることもあります」
丁寧なヒアリングも基本だ。「取引がないところは、なぜうちではだめなのかしっかり聞きます。そして解決方法はないのか、お客様に満足していただくためにはどうすればよいかを考えます。誰でも必要のないものは買いませんからね」
企業訪問で様々な人と出会い、経営者に会う機会も多い。「情熱を持った素晴らしい人たちと知り合えます。私が転勤しても、個人として長くお付き合いしてくださる方もいます」。前任地の北九州でも熱い思いを持った経営者に出会い、今も付き合いが続いている。
読んで歩いて

よく読む本はビジネス書と、司馬遼太郎や五木寛之などの歴史小説。幕末に生きた人々の話が好きだ。「早世で切ないんですが、短い時間に人生のエッセンスが凝縮されているように感じます」。特に興味があるのは高杉晋作で、司馬遼太郎の『世に棲む日日』を読んだ。北九州勤務の時は、山口県にある高杉晋作の墓所を訪ねた。
最近読んだ本で興味深かったのは、半藤一利の『昭和史』。「あらためて昭和という時代を振り返ることができて面白かったですね」

立ち止まって考える
支社のスタッフにも、考える暇がないほど頑張っている時でも立ち止まる時間が必要だと話すそうだ。「暮らしの大半の時間は仕事をして過ごします。その時間がつまらないのではつらい。これがゴールだと言うのは難しいですが、働くことにやりがいや喜びを感じられる組織を目指しています」
東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸
- 略歴
- 1965年 2月 広島県生まれ
1987年 3月 四国学院大学 卒業
1992年 4月 株式会社東京商工リサーチ 入社
2006年 4月 営業推進本部関西チーム部長
2007年 4月 同本部首都圏チーム部長
2008年10月 営業本部部長
2011年 9月 北九州支店長
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