サイクリングと登山でリフレッシュ

前田建設工業関西支店 四国営業所長 高橋 宏幸さん

Interview

2013.05.02

関東とは違う、うどんの透明なつゆに驚いた。高校の修学旅行で初めて香川を訪れたときの印象だ。札幌生まれ、東京育ち。2011年4月、四国営業所に着任した。初めての地方勤務に、初めての一人暮らし。瀬戸内の明るさ、海の穏やかさに癒やされた。お気に入りの場所は、サンポート高松。「赤灯台の辺りから見る夕日は、日本一と言っていいくらい美しいですね」。サンポートホールの屋上広場から眺める海が好きで、県外からの客にも薦めている場所だ。

気ままに自転車旅

妻と2人の娘は千葉県で暮らす。月に1~2度は帰省するが、休日は1人で気ままに過ごすことが多い。先日、社会人の長女が高松にやって来た。不意の訪問はうれしくも、何か重大な話があるのかと「ドキリ」とした。「初めて2人で酒を飲みましたよ。娘も穏やかな瀬戸内を気に入ったようです」

好きな音楽はジャズとボサノバ。学生時代はジャズ研究会に所属し、テナーサックスを演奏していた。週末にはライブハウスに足を運ぶ。通ううちに、ひいきのグループもできた。「音楽を聴いていると幸せを感じます。香川の風景にはボサノバがよく合いますね」。フォークギターの演奏経験を生かして、ボサノバギターもマスターしたいと考えている。

晴れた日は自転車で出掛けたくなる。サイクリングも趣味の一つだ。体への負担が少なく適度な運動ができるため、5年ほど前から始めた。県内でよく行くのは庵治や五色台で、山道を走りながら海からの風を感じる。自転車を電車に載せて、しまなみ海道や徳島の吉野川、高知の四万十川にも行った。四国霊場も自転車で巡る。

たまには自転車から降りて、登山にも挑戦する。剣山と石鎚山は既に踏破した。「若いころは、日本アルプスのような険しい山が好みでしたが、最近ではおむすび山のような穏やかな山がいいですね。四国の山はまだまだこれから」。訪れた山や四国霊場、サイクリングの行程、日々の血圧など何事も小まめに記録することを忘れない。趣味も健康管理も目標を立て、実践していく。

父と同じ道を歩む

亡くなった父も建設会社に勤めていた。小学生のとき、建設現場に連れて行ってもらったことが鮮明に記憶に残っている。「建設業のダイナミズムに魅せられました」。同業への就職を父は喜んでくれた。

東京支店では、電線を通すための地下トンネル工事を担当。「インフラ整備に貢献できることに、喜びを感じました」。現在、四国営業所では新しい香川県立中央病院の建設をJVで請け負っている。「四国では建築工事がメインになっていますが、トンネル工事など土木工事を強化していきたい」。心に留めているのは「営業は信頼関係を失ったらおしまい」ということ。その言葉にいつも背筋が伸びる。

高橋 宏幸 | たかはし ひろゆき

略歴
1956年11月19日 北海道札幌市生まれ
1981年3月 日本大学理工学部土木工学科 卒業
1981年4月 前田建設工業株式会社 入社
1997年10月 本店電力営業部 課長
2007年4月 本店土木営業第三部第1グループ 専任部長
2011年4月 四国営業所長

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