
体力には自信あり
どうやら自信の元は「野球」にあるらしい。
野球との長い付き合い

練習は毎日午後1時ごろから始まる。「だから午後の授業は出られなくてね。先生方は寛大だったな」。夕方まで練習をこなし、終わると家庭教師などのアルバイトに行く日々だった。毎日の練習に加えて、春と秋には公式戦もある。「当時の生活を振り返ると、野球の占める割合が多かったね」
強肩だった大和さんは、最初のポジションはピッチャー。その後セカンド、ショート、そしてサードを守った。「ショートを守っていたときに、肩を壊してしまってね。それでサードにいったんですよ」。2年からレギュラーとなり、4年まで通した。
学生時代、共に野球に取り組んだ仲間との絆は深い。「同期はもちろんだけど、そのころの前後の代もあわせて、つきあいは今でも深いね。何かあると集まったりする。信頼できる友人の何人かはその中にいるからね」。体力だけでなく、精神的な面でも、野球の経験は今も生きているようだ。
ストレスを溜めない方法
「大切なことは、興味のあることに熱中することだね。じっくりと考える時間を持つことも大事だと思う。熟考して、じゃあこれでと答えが出て解決となったら、達成感も出てくるからね」
最近の大和さんは、競馬や詰め将棋、ゲームなどを楽しむことが多い。それぞれにじっくりと考えられるところに魅力があるからだ。「例えば競馬なら、その馬の産駒はもちろんだけど、母馬も多大な影響を与えるわけです。それを調べたりする作業も楽しいんだよね」。重賞レースでの成績など過去のデータと照らしてじっくりと考える。印象に残っていた馬を、子や孫にあたる馬に探るのも楽しいという。「生命のある馬を介して感じたり楽しんだりできるのが、競馬の魅力の一つだと思うね」と大和さん。また、熟考ののち、答えが出たときのすっきり感が味わえるものとして、ゲームと詰め将棋も永年愛好している。
大和さんは、じっくりと考えることで自信もつく、なるようになる、落ち着くところに落ち着くと腹もくくれるようになると考える。「経験を積み重ねることで、判断力も付いてくるんだと思うんですよ。これは仕事の上でも言えることかもしれないね」。自分のペースで考えると、ストレスはたまらないはずだ。
「基本的に、好きなことをするときにストレスは生まれない。なので、僕は僕が興味をもつことをこれからもじっくりとやりたいね」
大和 啓一 | やまと けいいち
- 略歴
- 1956年 10月1日生まれ
1979年 3月 一橋大学法学部卒業
1979年 4月 株式会社東芝入社
1979年 9月 本社重電事業本部電機事業統括部官
公需電気部グループ
1989年 4月 神奈川支社官公需システム営業部グループ
官公需電気第一担当主任
1993年 4月 関西支社公共システム営業部グループ
公共電機第二担当グループ責任者
1997年 4月 本社官公システム事業部公共システム
第三グループ公共システム第一担当グループ長
1998年 4月 本社官公システム事業部公共システム
第一グループ公共担当グループ長
2000年 4月 北海道支社北海道官公需システム営業部長
その後本社勤務などを経て
2008年 4月 四国支社支社長 - 写真
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