
馬術入門はスポーツ少年団で
馬漬けの日々・・・大学時代

当時のパートナーは、大学所有のヘイクロウという6歳馬。競馬のレースを走っていたサラブレッドで、性質にはやや過敏なところがあった。引退して大学の馬術部にきたのだが、「大きくて過敏、最初は手に負えない馬だった。だから下級生にまわってきたんじゃないのかな」。曽根原さんは4年かけて調教した。大会の障害飛越競技と総合馬術競技にはヘイクロウと出場、成績も残した。「信頼関係ですね。つきあいが長くなると、話をしてから障害物を指さすと、自分から行って跳んで帰ってくるくらいになっていました」。実は、ヘイクロウの名前は、江戸時代の馬術家に因んだものだった。「讃岐高松藩の馬の名手・曲垣平九郎に由来しているんです。香川への転勤となって、縁を感じました」
馬がくれる「癒やし」の時間
中学時代に出合い、馬への思いは現在も変わらない曽根原さん。馬術は他のスポーツには代え難いものがあるという。「仕事が忙しくても、乗馬クラブなどに馬を見に行くと癒やされます。馬のことを考えるだけでも穏やかになれますね」。気持ちの切り替えにも一役買っている馬とのつきあいは、これからもずっと続きそうだ。
曽根原 滋 | そねはら しげる
- 略歴
- 1953年 2月 千葉県生まれ
1977年 3月 東京大学農学部卒業
1977年 4月 住友商事株式会社入社木材部
1984年10月 マレーシア サンダカン事務所
1985年10月 マレーシア コタキナバル事務所
1988年 9月 木材部長付
1990年 6月 物資本部長付
1991年 4月 物資企画開発室長付
1994年 8月 Ipanema Shoe Corporation
ニューヨーク駐在
1995年 8月 米国住友商事株式会社業務部
1999年 4月 物資企画開発室長付
2000年 9月 地球環境部長付
2008年 4月 環境・CSR部長付
2009年 4月 四国支店長 - 写真
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