「大豆ファースト」プロジェクト始動

フジッコ

News

2019.09.06

血糖値の急激な上昇を防ぐために、野菜から食べ始める食事スタイルを「べジタブルファースト(ベジファースト)」という。食品製造・販売のフジッコ(兵庫県)は、大豆を初めに食べる「大豆ファースト」を推奨している。

同社はおにぎりだけを食べた場合と、おにぎりの前に野菜と大豆を食べたそれぞれの場合の食後血糖値を比較し、大豆ファーストはベジファーストよりも少量で同等以上の食後血糖値上昇抑制効果が得られ、満腹感が長時間継続することを確認した。糖尿病受療率と死亡率が全国平均よりも高い香川県で、医療機関や飲食事業者らと連携して大豆ファーストを呼びかけるプロジェクトを実施している。

今年7月にオリーブ高松メディカルクリニック院長の福井敏樹さんの協力で、うどんを食べるときの大豆ファーストとベジファーストを比較。うどんでも、大豆ファーストがベジファーストよりも食後血糖値の上昇がゆるやかだった。また、おにぎりよりもうどんの方が食後血糖値の上昇がゆるやかだったという。

9月からは、うどん店のこだわり麺やとはなまるうどんとのコラボレーション企画が始まった。こだわり麺やの宇多津店と高松店では9月1日から、フジッコの大豆を使った小鉢料理を販売。はなまるうどん田町店では9月1日~10月31日、コクうまサラダうどんを注文した人にフジッコの蒸し大豆を無料でトッピングしている。

フジッコが特定の地域に向けたプロジェクトを実施するのは初めて。広報担当者は「香川の皆さんの健康増進に寄与できれば」と話している。
こだわり麺やの大豆を使った小鉢4品(左)と、蒸し豆をトッピングしたはなまるうどんの「コクうまサラダうどん」

こだわり麺やの大豆を使った小鉢4品(左)と、蒸し豆をトッピングしたはなまるうどんの「コクうまサラダうどん」

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ